今日もオグマサナエの産卵を観察しに,同じ場所に朝駆けしました.今日は昨日と違って,昨日オグマサナエのオスが集まっていた岸のポイントを選びました.ここは,4月29日朝に,フタスジサナエが産卵に来た場所です.オグマサナエがどういう場所に産卵するのかがまだ十分に理解できていないので,いろいろなところを試しているといった感じです.この場所は池の東側にあって,すぐ後ろにある林の陰になっています.朝はまだなんとなく空気が冷たく感じされます.

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待っていると,7時57分に,フタスジサナエが産卵にやってきました.まだ草は露でぬれています.日陰でどことなく空気が冷たい中,時々止まりながら,というより,時々飛びながらという方が正しいのですが,産卵を行っています.動きがぎこちないのは,きっと体温がまだ十分上がっていないからでしょう.

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止まりながら産卵するのは,どうやら,止まっているときに,卵塊を腹部先端に絞り出すためのようです.何枚かの写真に卵塊が写っていました.日が高くなってからの産卵では,このようなことはほとんど観察したことがありませんので,これは早朝産卵独特の行動のようです.4月29日の観察でも,時刻は9時を過ぎていたのですが,曇っていて,やはり止まりながらやっていました.

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さて,早朝の産卵に来たのはこのフタスジサナエ1頭だけでした.あとは待っても何も来ず.そのうち,日が高くなって,観察ポイントにも日が当たるようになりました.少し前から,日が当たっているところには,オスたちが縄張り活動に現れていて,しきりに追いかけあいをするようになりました.今日の目的はオグマサナエで,このオスたちはあちこちに見られました.

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オグマサナエに混じって,フタスジサナエもたくさん池のほとりに姿を見せています.フタスジサナエのメスはまだ成熟していない個体も結構近くの草原を飛んでいて,ときどき池畔に様子を見にやってきています.

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何事もなく10時過ぎになりました.10時過ぎになると,フタスジサナエが産卵に来るポイントがあります.昨日も2回やってきましたし,ずっと以前の観察でもやってきました.そこで待つことにしました.いつの間にかオグマサナエの産卵は気持ち的にあきらめていたようです.10時40分,きっちりと産卵メスがポイントに入りました.これ不思議なくらい同じ時間に,同じ場所に来るのですね.その後にも続けてもう1頭入りましたが,これは,少し向こうの方に行って産卵をしました.

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この産卵メスは,産卵を終える前に縄張りオスにつかまって,オスが短時間移精行動をした後,交尾態を強要されてしまいました.

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結局,オグマサナエの産卵は見られませんでした.オスはフタスジサナエほどではないものの結構池に現れているのに,なぜ産卵が見られないのでしょう? 産卵習性を理解していないとしか考えられませんね.いやはや,トンボは本当に一種ごとに違った行動をするものですね.この連休中に見られるといいのですが… まあ,今日もフタスジサナエの観察としては成果ありでした.オグマサナエの方はまたチャレンジです.こうやって一つずつ解決していくのがまた楽しみともいえます.今日はこれまで.

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