トンボノート
No.673. いよいよ羽化が始まりました.2019.4.9.

今日は朝から晴天で暖かく,これはいけそうだということで,午前中の用事を済ませてから,午後に羽化状況を見に行きました.春一番のサナエトンボ,タベサナエと,シオヤトンボあたりがターゲットになります.それとイトトンボたちの状況も見に行きました.

▲まずはタベサナエ.池の方から飛んできたので,羽化直後であろう.

最初はタベサナエを見に行きました.なかなか成虫の姿が見えませんでしたが,最後の池で,1頭のオスがこちらに向かって飛び立ちました.葉がまだ出ていない丸裸の木々の林床に止まりました.後は歩き回ったのですが,これ1頭でした.

次はシオヤトンボです.別の場所に移動して池の堰堤を歩くと,シオヤトンボが飛び立ちました.まだ翅が濡れた感じのする,オスでした.さらに池から離れて,林縁の日だまりの方に行ってみますと,メスが飛び立ちました.シオヤトンボも羽化をしたようです.オスの方は,翅の状態から見て,今日羽化したものと思われます.メスは一日以上経っているかも知れません.

▲シオヤトンボのオス.羽化直後でテネラルである.翅の先がまだ伸びきっていない.

▲シオヤトンボの未熟なメス.

次にイトトンボの羽化を探しに,ある平地の皿池に行ってみました.ここはアオモンイトトンボの個体数が多いところです.しかし,まったくトンボの姿はありませんでした.3時半を過ぎてちょっと風が涼しくなりましたので,今日はここまでにしました.最後に,春のお花をちょっと載せておきます.

▲春は花盛り.左上:コブシ,右上:コバノミツバツツジ,左下:サクラ,右下:カラスノエンドウ