今日は,この後半のゴールデンウイーク中,やっと時間が取れて,兵庫県北部へ,ヒラサナエや源流性のトンボをを見に出かけました.兵庫県北部の山間地帯は,まだまだ春の始まりといった感じで,芽生えたワラビを採る山菜採りの人たちがたくさんいました.源流性のトンボはまだその姿を見ることができませんでしたが,ヒラサナエはちょうど羽化期に当たっていました.

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例年この時期にはもうヒラサナエの羽化は終わっていて,テネラルな個体が摂食をしながらひらひら飛んでいる状態なのですが,今年は寒い日が続いたせいか,今日が羽化の真っ最中という感じでした.

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生息地にはもう羽化を終えたテネラルな個体もいて,ひらひらと飛んでいました.いずれも今日羽化したような翅の輝きをしています.また止まるとすぐに翅をたたんでしまいます.まだ十分からだが固まっていないという感じです.

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羽化している個体を探していると,羽化殻があちこちに付いていることが分かりました.これが見えてくるまでやはり少し時間がいるのですね.でも1個羽化殻を見つけると,あとは簡単に次々と見つかるようになりました.

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特定の小さなエリアには羽化殻がいくつも着いていました.そこで,そのあたりをよく見ていると,いましたいました,羽化の途中の個体です.見つけたときには,すでに直立型で静止した状態で,しばらくじっとしていました.最初に紹介した羽化の連続写真は,このときに見つけた個体ですが,下の写真は,その後に見つけたものです.こちらは,頭を出し始めた状態でした.

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こちらはゆっくりと腰を落ち着けて観察をしました.現地に入って最初に羽化を見つけたのが8時59分,羽化が終わって翅を開いたのが9時49分でした.約1時間の羽化シーンでした.

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観察していると肛門水が虹色に光ったのでそれを撮影しようと頑張ってみましたが,あまりうまくいきませんでした.この個体の観察の後,湿地の縁を歩いてみますと,あちこちに羽化途中の個体がいました.目を凝らして探したのに,完全にスルーしているのですね.なかなか見つけるのが難しいものです.

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飛んでいる個体の中には,すでに羽化してから時間が経ったような個体もいました.でも,だいたいは,翅がまだ濡れた感じで輝いているものでした.

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兵庫北部の山間地帯はやっとトンボの季節が始まったという感じでした.


帰りに少し寄り道して,オグマサナエのいるところへ行ってみました.着いたのが15時前で,飛び立ったトンボは木の上に上がるように逃げ,もうあまりトンボの姿を見ることはできませんでした.

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今日は忙しい中やっとゆっくりとトンボの観察ができました.明日も行けるといいのですが...

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