春が来ました.今年は,3月に入ってから結構暖かい日が続いていますので,4月を待たずに成虫越冬性トンボが活動を開始するのではないかと予想して,去る3月17日に,一度,定点池に探しに行きました.この日は相当に暖かかったのですが,トンボは見られず,ベニシジミやテングチョウ,キタテハなどの成虫越冬性のチョウが見られただけでした.あれから約2週間,今日もとても暖かい日射しでしたので,何とか3月中の記録をと,もう一度チャレンジしてみました.

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定点池に着いたのは11:45ころです.池はまだほとんど水生植物が水面上に葉を出していなくて,カンガレイやヒメガマの枯れ茎が水面に倒れているような状態でした.まずはざっと,池の岸に沿って歩いてみますと,オツネントンボらしき影が水面を横切りました.どうやらやって来ているようです.そこでウエーダーに履きかえ,岸に腰を落として,ゆっくりと水面をながめていますと,近くにオツネントンボのオスが1頭止まりました.早速水の中に入り,接近,撮影に成功しました.

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このオスは,水面上をよく飛び,最初はなかなか近づくことができませんでした.飛び方,止まり方といい,もう,メスを待っていると考えてよいでしょう.

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今日は残念ながらこれ1頭だけでした.でも,兵庫県南部で,私としてはついに3月中に水辺で活動を開始したオツネントンボをとらえることができました.今年も,シーズン開幕ということになりました.昨年よりは3週間ほど早いのですが,観察終了が昨年の12月末と早かったこともあって,「シーズン・オフ」は前年と同じくらいの長さでした.

皆さんにお知らせしておかねばなりませんが,今年,私的な事情で私はあまり野外に出ることができません.したがいまして,今までのような濃密な観察記録を公開できそうにありません.でも,できるだけ頑張って観察記録をとっていきたいと考えていますので,本年もどうぞよろしくお願いします.それでは次回をお楽しみに.

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