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晩秋のトンボ生き残り調査 /2011.12.28., a.m.

今年もいよいよ大詰めになってきました.今日は移動性高気圧におおわれるということで,安定した暖かい一日になりそうな予報でした.朝から,薄雲はあるものの,風もなく穏やかでした.そこで,今日は,体力づくりも兼ねて,自転車で,定点池までキトンボの生き残りを探しに行くことにしました.

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▲暖かく風もない日射しの中で,モンキチョウが迎えてくれた.

さて,現地に着いたのが11時過ぎ.池面は波一つなく穏やかです.農道の縁を探すより,きっと今日は池に出ていると思い,池をのぞいてみました.さっそく,キトンボを見つけました.定点池での生き残り記録あっさり更新です.

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▲池の縁に止まり,飛んでは止まりして,なわばり活動をするオス.

斜面を降りていくと,今日は敏感に反応して飛び立ち,ホバリングをしてから静止します.暖かいと元気です.また一歩近づいて飛び立ったとき,すぐ隣にいたのでしょう,もう一頭のキトンボが飛び立ち,このオスがそれを見つけてスクランブル.池の上で追尾をしました.いやはやまだまだ活発ななわばり活動を展開しています.そこで,追尾されたもう一頭のオスを探すことにしました.ところが,急に日が陰り暗くなりました.

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▲上:太陽のあるところにだけ雲がかかっている.
 下:定点池と愛車.25日と違って,波一つなく,鏡のような水面である.

なんと,空はほとんどが青いのに,太陽のあるところにだけ雲がかかっているではありませんか.憎たらしい感じです.少し待ってみましたが,風がないのが災いして,雲もほとんど動きません.さらに,雲は発達してその面積を大きくしていきます.30分以上待ちましたが,天候は曇の方に傾いていくばかりで,今日は諦めることにしました.いちおう農道の縁を調べ,カメラを片付けようとしたとき,もう1頭のオスを見つけました.これが先程の追尾された個体と同じかどうかは分かりません.

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▲今日2頭目のオス.腹部も細く,色も鮮やかで,まだ若い感じの個体である.

こちらの個体はまだ非常に若い感じのする個体で,翅の破れは全くありません.12月23日に見たオスの個体はすべて翅が破れていましたので,これはそれらの個体とは別個体です.いちおう左前翅の拡大写真を撮って,個体識別をしておきました.

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▲左:今日の最初の個体.これは23日のNo.1個体で25日も見られた.
 右:今日の2頭目.翅の破れはなく今までのとは別個体.No.5とする.

暖かいと本当に11月のような動きをするキトンボでした.これから正月までは穏やかな天気が続きそうで,個体も複数いて,この調子だと,越年の可能性が十分ありそうです.年越しまであと4日です.