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晩秋のトンボ生き残り調査 /2011.12.25., a.m.

今日も引き続き,キトンボの生き残り調査に出かけました.今日はこの一連の寒波の底だそうで,天気予報での最高気温は7℃.風も強く,木の葉が道路を舞っていました.

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▲定点の池.水面がさざ波立っている.天気は上々.

着いたのが11:00過ぎ.しばらく農道を歩き探しました.風が強く顔に当たると冷たく感じます.風が止むと,日射しは少し暑さを感じさせます.道ばたにはキトンボの姿はありません.諦めて帰ろうとしたとき,車のすぐ後に日だまりにオスが1頭止まっているのを見つけました.

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▲風の当たらない奥まった日だまりに止まっているオス.

しばらく観察していると,時々飛び上がって,摂食のような動作をしています.エサを確認できなかったですけれども... しばらくすると肢を伸ばして体を石から浮き上がらせ,さっと飛び立ち,池面に出ていきました.その後は見失ってしまいました.まだ繁殖活動の意欲があるのでしょうかね.

ところで,一昨日3頭いたオスのキトンボのうち,昨日,今日それぞれの個体が同一かどうか調べてみることにしました.

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▲キトンボの個体識別.左前翅の破れ方の比較.
 左上:12/23,No.3の個体.左下:12/24の個体.
 右上:12/23,No.1の個体.右下:今日の個体.

翅の破れ方を比較すると,昨日(12/24)の個体は一昨日のNo.3,今日(12/25)の個体は一昨日のNo.1の個体と同一であることが分かりました.No.1の個体を見ると,少しですが,破れが進んでいるように見えます.少しずつ翅が傷んで,やがて飛ぶことができなくなっていくのでしょうね.もっとも,その前に鳥に食べられるか,寒さで死亡する可能性の方が高いですが...

今日は,風が強く,気温も低い状態でしたが,それでも,太陽光が射していればキトンボは出てきていることが分かりました.輻射熱で体を温め活動するといった感じなのでしょうね.本日も,定点での生き残りの記録更新です.