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自宅羽化ラッシュ(2) リスアカネ /2011.6.19., a.m.

先日6月11日,定点の池で採集してきたノシメトンボに混じっていたリスアカネが羽化しました.リスアカネとノシメトンボは区別が難しいのですが,まだ見る目は失われていなくてホッとしました.こちらは,1分ごとのインターバル自動撮影で記録したものです.

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▲リスアカネの羽化.定位から開裂まで.

幼虫が途中まで上がってきている支持棒のてっぺんにカメラを合わし,前日の22:00ころから自動撮影を開始しました.支持棒のてっぺんに上がってきたのは1:00ころと記録されています.ただ止まっているときはリラックスした止まり方①ですが,開裂の直前になると,肢で支持棒に抱きつき,腹部を支持棒に押しつけて,力を入れる体勢をつくります②.これが4:30ころです.まもなく開裂が始まりました.

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▲リスアカネの羽化.静止期へ.

静止期は約20分続きました.一気の起きあがったようですが,起きあがった瞬間は撮影できませんでした.上のアキアカネの例によると,ほんの数秒だったようですから,1分のインターバル撮影では,そううまくその瞬間が撮れるというわけにはいきませんね.

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▲リスアカネの羽化.起きあがると翅の伸張.

翅の伸張は比較的早く進みます.これも約20分で,ほぼ伸びきりました.今度は少し後ろ肢で支えながら,腹部を伸ばしていきます.だらんとぶら下がる感じではなくなりました.

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▲リスアカネの羽化.腹部の伸長.

腹部の伸長が終わったころ,少し驚かせてしまい,いったん飛んでしまいました.まだ翅が開いていないので,そっと羽化殻に止まらせ,最後まで進めさせることにしました.ここらあたりで時間切れ.仕事に行きました.カメラの記録によると,きれいに色づくまで止まっていたようで,翅の先端部のノシメ斑もきれいに出ています.

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▲リスアカネの羽化.翅を開いて,体色が色づき,飛び立った.

アカネ類の羽化を初めて連続撮影しました.羽化もトンボによって個性があって楽しいです.さて,飼育水槽では,もはや次のアキアカネが,3頭ほど上がってきています.それにアオイトトンボも.今度はアオイトトンボをねらってインターバル撮影を仕掛けておきますか...