トンボノート
No.887. アカトンボ探し.2022.11.12.

少し間が空きましたが,あまりにもよい天気が続くので,,アカトンボを探しに行くことにしました.今年はアカトンボが少なく,あまり出かける気がしませんでしたが,今日はちょっと気合いを入れて出かけてきました.8種類のアカトンボに出会いました.まずそれから.


▲まずは一番数が多いオオキトンボ.絶滅危惧TBなのにねぇ.


▲次はアキアカネ,兵庫県南部で出会うのは今年初めて,オオキトンボより希少.


▲ナツアカネのメス.ナツアカネは数が少なかった.


▲タイリクアカネのオス.胸部がこんなに褐色になっているのは初めて.


▲なんと,マイコアカネ.まだいたんですね.


▲マユタテアカネも,今日はそこそこ出会った.


▲コノシメトンボもいたいた.


▲ノシメトンボ!,めずらしーい.オオキトンボより超希少!.


▲最後はおまけ,アオイトトンボもすっかりと老熟.ご苦労様.

珍しくキトンボに出会いませんでした.あちこちに顔を出すトンボなのですけど.ノシメトンボに出会ったのがとても嬉しかったです.ノシメトンボなど,かつではうじゃうじゃ飛んでいたのに,最近はほとんど出会いませんね.私の探し方が悪いのでしょうか.

さて,今日の池は水が落とされていたのか,岸辺が泥状になっていてオオキトンボの産卵にぴったりの状態.案の定,オオキトンボが産卵をしにやってきました.


▲水辺で産卵するオオキトンボ.

やはり環境が整っておれば,オオキトンボはそういったところにたどり着き,集まってくるようです.11月12日の産卵ですから,少し時期的には遅いような気もします.今までは,私はだいたい10月中に観察してきましたから.もう一ペア紹介しておきましょう.


▲本当にオオキトンボが一番の普通種になっている今日この頃.

オオキトンボにトラブルがありました.産卵が終わったメスを追いかけるオスがいて,逃げるメスが水に落ちたようです.メスが水の中で草に掴まってもがいていました.撮影のあと助けてあげました.


▲水に落ちて草につかまっているメス.

普通は,産卵が終わってタンデムが解消したあと,メスを追いかける単独オスがうまくメスを捕まえ,交尾をすることがしばしばあります.産卵後交尾ですね.


▲産卵後交尾.

11月も中旬になりますと,兵庫県南部でもアキアカネの姿が見られるようになります.今日は数は少なかったですが,産卵しているペアに出会いました.


▲アキアカネの産卵.

水が落とされ,水位が下がり,泥の岸辺が露出すると,やはりアカトンボたちがたくさん集まってくるんですね.あと,マユタテアカネとコノシメトンボが産卵していました.


▲マユタテアカネの産卵.


▲コノシメトンボの産卵.

まあ,久しぶりにアカトンボたちの競演を見ることができました.