トンボノート
No.743. 暑い一日でした.2020.7.19.

今日はとても暑い一日でした.池ではトンボたちはどうしているでしょうか.夏の普通種を見に行ってきました.

▲夏の代表選手,タイワンウチワヤンマの腹部挙上姿勢.
▲タイワンウチワヤンマに優占種の位置を持って行かれるか? ウチワヤンマの腹部挙上姿勢.

まずは,タイワンウチワヤンマとウチワヤンマの競演です.とにかく日差しが熱いので,両方とも腹部挙上姿勢をとっています.太陽の方に腹部先端を向けているのでしょう.真横から撮ると,同じ角度に腹部を持ち上げているのが分かります.次はコフキトンボ,これは腹部挙上はせずに,なんて言うのでしょうね,腹部下垂をやって暑さをしのいでいます.



▲腹部下垂?をやって暑さをしのぐコフキトンボのオス(上)とメス(下).

コシアキトンボは,日向でも日陰でも,あまり関係なく飛び回っています.個体数が多いと止まっている暇などないのでしょうね.でもはやり,日陰に集まっているオスの方が多いような気がしました.30分ほど待っていると,5頭ものメスがこの日陰に入ってきて産卵をしていました.もっとも,日向で産卵するメスも結構いましたけど...

▲日向で追いかけ合いをするコシアキトンボのオス.
▲日向で産卵するコシアキトンボのメスにオスが襲いかかる.




▲日陰で産卵するコシアキトンボのメスたち.

暗いところで黒いコシアキトンボが産卵していると,本当にわかりにくい感じです.最後にもう一度コフキトンボを見て帰りました.

▲コフキトンボのメスとオス.メスは帯トンボ型.