続 トンボ歳時記
No.661. トンボの生き残り調査(2).2018.12.15.

今日は午後から晴れたので,2時を過ぎそうでしたが,定点池に行ってみることにしました.現地に入って,一通り歩いてみましたが,トンボの姿はありませんでした.キトンボも姿がなく,今年はこの池ではキトンボの年越し観察の可能性が少ないかなと感じました.

気温は8度で,太陽も時々雲に隠れるようになってきました.今日はこれまでと思って帰ろうと車を走らせたとき,トンボが飛びました.池の少し先にあった水田から飛んできたのです.アキアカネでした.

▲アキアカネのオス.まだまだ老熟を感じさせない個体である.

▲アキアカネが飛んできた水田の状態.水がたまって,産卵環境ができている..

水田の方に近づいてみると,アキアカネはもう1頭飛んできました.こういう産卵環境から飛んでくるということは,まだまだ繁殖活動の意欲十分というふうに感じとれました.トンボはこれだけでした.今日はキトンボに出会えなかったので,また別の場所を探す必要がありそうです.また暖かい日差しが感じられたときに探してみることにしましょう.