昨日は一日中出歩いていて,半日ほど日向にいたので,いささか疲れ気味... ということで今日はワンポイント・日陰で観察,ハネビロエゾトンボを見に行くことにしました.これだと,朝もゆっくりと出かけられますので,9:30ころに家を出ました.

現地に着いたのが,10:45ころでした.生息地には水がほとんどなく,かなりの部分が伏流している状態でした.しかし,ハネビロエゾトンボの産卵環境としては,むしろこの方が適切です.メスは,水がわずかに流れているような所を好んで産卵しに来るからです.そして,こういった状態の時には,産卵に適したポイントがわずかしかなく,そこで待っていれば,メスに出会える確率が非常に高くなるというわけです.

現地に着いたとき,オスは5頭ほど飛んでいました.しかし今日はすぐに止まりたがります.ここは日陰なのに非常に暑いのです.私も,じっとしていても汗が噴き出てきます.オスたちは(私同様!?)産卵ポイントをよく知っていて,そこが見渡せる好位置に止まるものですから,同じ位置に止まりたがるのでしょう,今日は,オスのダブル静止が2箇所で見られました.飛んでいるときにオスどうしが出会うと,向き合って闘争の後,追尾行動が起きるのですが,止まっているときは全くなわばり意識がないのか,そばに止まっても平気です.また飛んでいるオスが,止まっているオスに,まるで犬がくんくん匂うように顔をつきつけても,これまた全く動じません.

さて,メスは2回入ってきました.1回目は11:40ころ,2回目は12:30ころです.まるで時計でも持っているかのように,ここではいつも12時前後に産卵にやってきます.1回目の産卵はすぐに終わりました.2回目の産卵を待っている時に,交尾のペアがすぐ上の木の枝に止まりました.交尾はいつも高いところで行われるので,これはラッキーでした.そしてこれが逃げたかと思うと,2回目のメスが産卵に入っていました.

このメスは長い間産卵しました.実に11分間産卵を続けました.よく見ると,メスは打水するときと,打泥するときがあります.これは交互に行っているのか,ランダムに行っているのか,あまりに忙しく動き回りますので,なかなかはっきりとは分かりません.

というところで,観察は切り上げました.まだ待てば産卵が見られたかもしれませんが,今の長時間の産卵で,集中力をほとんど使い果たしてしまいました.息を止めてフォーカスを合わせますから,10分も撮ると,もうグロッキーです.今回は320回くらいシャッターを切りましたので,おそらくまた産卵に来ても,気力が続かないでしょうね.

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