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オオキトンボの観察 /2009.10.12., a.m.

ということで,今日もまた大忙しの大移動.とにかく産卵の時刻に間に合うように,「安全運転」で,オオキトンボの産地へ行きました.現地に着いたのは10:10頃でした.現地ではオスがもう池の畔に出ていて,追いかけ合いをしたり,ホバリングしながらパトロールをしていました.

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▲上:オオキトンボの観察地.
  オオキトンボは,この写真の,水面,湿土,水際の3通りの場所で産卵をする
 中・下:オオキトンボのオスの静止とホバリングによるパトロール.

ほどなく,連結したペアが池に入ってきました.産卵場所を探しながら池の岸に沿って向こうへ飛んでいきます.追いかけるとこちらの動きに気づくのか,先へ先へ飛んでいき,距離が縮まりません.池の端まで追いつめたら,やっとそこで落ち着いて産卵をし始めました.これは打水産卵をするペアで,距離があり,なかなかいい写真になりません.と思っていたら目の前にペアが入り,これは湿土上で産卵する個体でした.1mほど前方で,時には足元まで来て産卵してくれる,気のいいヤツです.

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▲湿土上で産卵するオオキトンボのペア.連結打泥産卵である.

結構長い間産卵を続けるので,このペアが産卵を終えたときには,写真を撮る集中力がかなり減退してしまいました.でも,次々とペアが入ってくるので,息を止めて集中力で写真を撮り続けました.あのムツアカネの時を思い出しました.

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▲今度のペアは,ヨシの生えている水際で打泥産卵する.

ペアによって産卵基質に好みがあるのか,打泥産卵するペアはもっぱら打泥産卵ばかり,打水産卵するペアはもっぱら打水産卵ばかり,水際で産卵するペアは,そこばかりねらって打泥しています.これはオスの好みなのでしょうか,メスの好みなのでしょうか.

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▲打水産卵ばかりするペア.水面上を飛び回る.

オオキトンボというトンボは,未熟なときは黄色が鮮やかですが,成熟して産卵する頃になると,結構くすんだ色になってしまいます.順光で撮ると背景に体色が吸収されてしまって,いわゆる保護色的になって,写真でもトンボが浮き上がりません.となると,逆光で翅の黄色を透かして,....,最後は逆光で撮影してみました.思い通りの結果になったかなぁ.....

ファイル 118-5.jpg
▲逆光で撮影したいくつかのペア.

昨日に引き続き今日も転進してしまいましたが,昨日も今日も転進して大正解だったようです.タイリクアカネはあと半月後くらいかな...,垂水にはちょっと今年は来ないかもしれないなぁ.