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20年ぶりの神戸のトンボ調査 (7) ため池の放棄による環境変化 /2009.4.26, a.m.

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▲放棄されて湿地化していた池

昨日今日と天気も悪く風も強かったので,成虫調査はやめて,イトトンボを中心とした幼虫を調査に行きました.最初に神戸市内に,オオイトトンボの幼虫を探しに行きましたが,水田が放棄され,そしてため池も放棄されて,トンボ幼虫の姿を見つけることはできませんでした.この池は,かつては,ヨツボシトンボ,オオイトトンボ,クロスジギンヤンマなどが飛び交っていました.

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▲左:マルタンヤンマ亜終齢幼虫(神戸市).右:チョウトンボ(小野市)

次にベニイトトンボの幼虫を探しに行きましたが,これも全く見つからず.マルタンヤンマが1頭網に入っただけでした.池の様子はいい状態だったので,昨年産卵していた場所の水位が下がっていた時期があったのかもしれません.

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▲ショウジョウトンボ.左は通常の色,右は黒っぽくなった個体.

そこで,神戸市内はあきらめ,続いて小野市,加東市へと出かけてきました.いくつか幼虫は採れたものの,数多くは採集できませんでした.小野市の池ではショウジョウトンボ,アジアイトトンボ,クロイトトンボ,チョウトンボ,フタスジサナエ(若齢)の他,トラフトンボとフタスジサナエの羽化殻がありました.加東市では,アジアイトトンボとクロイトトンボです.

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▲アジアイトトンボ.兵庫県小野市.

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▲クロイトトンボ.兵庫県加東市.

最近ねらった幼虫が採れないことも多く,本当に幼虫の数が減ったように感じます......