■トップ写真の解説
たくさんのオスたちが,池の水際の落葉の上に止まって,メスの訪れを待っている.メスが入ると一気につかみかかってたたき落とし,交尾をするために連れ去る.この日はたくさんのメスが入り,オスたちは結構相手をゲットできたようだが,このオスはその後どうなったろう...
池で縄張り活動をするオス.2012.5.12., 兵庫県三田市.
■生態

タベサナエは4月には出現して,6月には姿を消す.幼虫期間はおそらく2年.夏頃には翌年春羽化する幼虫がすでに終齢になっていることが多い.成長が進んでも,夏は羽化せずにじっと次の年を待っているしくみがあるに違いない.本種は河川に生息するトンボであるが,ため池などにもよく入る.止水環境と流水環境の両方に適応したトンボである.
メスの静止.2010.5.16., 兵庫県宝塚市産.
■幼虫

川の中流や用水路,またため池などの砂泥底に潜って生活している.他のコサナエ属と異なるのは背棘があることで,簡単に区別できる.
スタジオ写真.2010.4.25., 兵庫県三田市.


