神戸のトンボ広場の記録

  輸入水草から  女仙人  2020年12月22日(火) 9:35

はじめまして!この夏に購入した輸入水草からヤゴが発生し、育てて見た結果1頭だけ生き残りアオモンらしき♀が羽化をしました。まだ成虫になって3日目です。


 追記  女仙人  2020年12月22日(火) 9:38

これは大阪市内で初夏に撮影した面白い異種間の交尾です。

わたしのInstagramのURLを貼らせて頂きます。


https://www.instagram.com/p/CAcAnpRAX3s/?igshid=1npeyfuhhisxa

 アオモンイトトンボの羽化  管理人  2020年12月22日(火) 19:09

ご投稿ありがとうございます.

アオモンイトトンボが今の時期に羽化するのは面白いと思います.家の中で羽化したのだと思いますが,多分水温に左右されているのですね.

ハラビロトンボとショウジョウトンボの異種間交尾も珍しいですね.あまり同所的に生活しているトンボではないですから...

また面白いことがあればご投稿ください.

それでは.

神戸のトンボ広場の記録

  「兵庫のトンボ 二十年の記録」  RONNIE  2020年12月4日(金) 17:31

「兵庫のトンボ 二十年の記録」を見せて頂きました。
トンボが好きな人にとってはすごく楽しい映像です。
特に飛んでいるトンボの撮影は非常に難しいと思いますが、凄く鮮明で美しいです。
こんなビデオが欲しかったというような映像でした。
もし、DVDで発売されたら買いたいくらいです。
ありがとうございました。

 ありがとうございます  管理者  2020年12月4日(金) 20:10

ご投稿ありがとうございます.

ビデオを楽しんでいただけて嬉しく思います.

この映像に関しましては,ホームページの内容とともに,歳のせいでホームページを閉じる日が来る前に,形として残すことを考え始めています.まだまだ先のことですが,もしそういうことになったときにはお配りできると思います.いつのことになるか分からないので,あまり当てにしないで待っていてください(笑).

この冬には,さらにホームページの充実に向けて作業する予定です.

それでは失礼します.


 ホームページ  RONNIE  2020年12月4日(金) 23:31

ホームページを閉じるなんて・・・・。
このホームページは、趣味ではなく、専門的で学術的な内容になっておりますので、ぜひ何らかの形で後世の人々に残していただきたい気持ちでいっぱいです。
トンボに関してこれだけ素晴らしいホームページを私は見たことがありません。
よろしくお願い致します。

神戸のトンボ広場の記録

  キトンボ?  umbr  2020年11月20日(金) 1:32

今晩は。せっかくの良い天気なのにトンボがいない、という日が続いてどうもヤル気をなくしていました。いつものように公園を徘徊してもかろうじてアキアカネが1匹見つかるくらいでしたが、かわいそうに思ったのか(誰が?)珍しいトンボが足元に飛んできました。「こ、これは!、3年前に府内の公園で出会ったオオキトンボ?」急いでレンズのテレコンを外して撮ったモノです。大きさはアキアカネより一回り大きく体全体が黄色っぽい。3年前の11月に見かけたのはオオキトンボでしたが、全くなじみがないのでキトンボとオオキトンボの区別がつきません。3枚目は最近凝り始めた広角近接飛び写真でアキアカネ♀。

 オオキトンボ  管理者  2020年11月20日(金) 5:11

ご投稿ありがとうございます.

オオキトンボがいましたか.メスですね.オオキトンボは兵庫県ではかなりよく見つかりますし,愛媛県でも結構見つかると聞いています.ただ,他の都道府県ではほとんど姿が見られないとのことです.そういう意味で,まだ細々と生きているようですね.

こちらもトンボの数が例年に比べて極端に少ない感じがしています.来年に期待したいところです.写真は11/17に撮ったオオキトンボです.

それでは失礼します.

 アカネ  umbr  2020年11月20日(金) 22:29

どうも有難うございました。オオキトンボは市内で発見したものです。3年前のは台風の次の日、今回は前日から風が強かったのでやはり流されてきたのかもしれません。いずれにせよ堂々としたカッコいいトンボですね。このところ暖かかったのでコノシメやリスアカネなども見かけました。ただアキアカネが例年よりかなり少ないのが気がかりです。

神戸のトンボ広場の記録

  ホソミイトトンボ?  権兵衛  2020年11月3日(火) 22:26

ホソミイトトンボは2017年4月に産卵を見ました。その時は多数が池で群れていました。そして、その時が初見でもありました。
その後、2018年が1例。2019年が2例。そして、2020年が3例(?)の確認に止まっております。2018年以降は林縁、林内、水田での単独個体の目撃です。

画像1と画像2は、林内と林縁での撮影です。それぞれメスでした。
イトトンボ科の観察レパートリーが相変わらず少なく、トンボの持つ雰囲気からホソミイトトンボと思い撮影しました。
ところが、眼後紋は明瞭なのですが、眼後紋とつながる後頭条が写っていませんでした。明るさの加減か、それともカメラの能力のせいでしょうか。それとも別種のトンボだったのでしょうか。

画像3と画像4では明確に眼後紋と後頭条がつながっているので悩むことはなかったです。
画像3 2019年林内で単独♀
画像4 2020年水田で単独♂。複数のアジアイトトンボに混じっていました。

画像1と画像2の個体。ご教示頂ければと思います。

 すべてホソミイトトンボです  管理者  2020年11月5日(木) 9:13

ご投稿ありがとうございました.

すべてホソミイトトンボです.なぜかと聞かれたらうまく答えられませんが,胸部の模様や体形やから見て間違いありません.一枚目は眼後紋がつながっているのが分かります.

9月や10月の個体は,これから越年に入るのでしょうね.この時期のホソミイトトンボを見る機会はあまりありません.

それでは失礼します

 アオモンイトトンボ  権兵衛  2020年11月10日(火) 1:44

ご教示をありがとうございました。
やはりホソミイトトンボでしたか。ホソミイトトンボは2018年が1例、2019年が2例。そして、2020年が3例の突然の出遭いですが、産卵時以外は神出鬼没で継続観察が出来ないでいます。

ところで、イトトンボ科の観察レパートリーが増えそうです。先日(6日)、行った先でアオモンイトトンボを見てきました。
資料によると過去にオツネントンボ、オオモノサシトンボ、マイコアカネ等が確認されている場所に車をすっ飛ばして行ってきました。全く初めての場所ですが、新たな観察地候補として1年前から下見の計画をしていました。そして、ようやく下見が実現しました。
当日は曇天で風も静かで気温は15℃。アキアカネでも沢山いるのではなかろうかと思ったのですが、天気のせいか、季節のせいか、駐車した周囲には全くトンボの姿は見つかりませんでした。
池の畔に出てみると季節外れのアオモンイトトンボ♂が2匹いました。さすが、平地の池です。
この場所でのアオモンイトトンボは資料には記載がなかったので、観察地となれば、来年は資料記載外の他種も確認できそうな気がしてきました。

野周りの方では昨日(8日)はアキアカネの産卵が盛んでした。晴天で風も静かで気温は17℃。前日が曇天でオオアオイトトンボ以外はトンボの姿がなかったのです。が、水路脇でマユタテアカネ♂と、ミヤマアカネ♂がアキアカネに混じってひたすらにメス待ちをしていました。

昨年は11月9日の産卵観察でアキアカネの終見になってしまいました。昨年のこともありますので、天気に恵まれたこの日に最後の産卵合戦を繰り広げたのではないだろうか。と、思いました。

9月と10月にホソミイトトンボを目撃した付近もそれぞれに時間を費やしましたが、姿は確認できませんでした。

画像1 アオモンイトトンボ。30cmほど離れてもう1匹いた。
画像2 アキアカネ。連結産卵の後にメスは7分間ほど単独産卵をした。
画像3 アキアカネ別の組。連結解除直前。
画像4 連結解除直後。タイムスタンプは画像3と同一秒。このメスはそのまま飛び去った。

野周りの池のオオアオイトトンボは10月25日から産卵を確認。その後ピークを確認できないまま昨日まで少数のままで産卵が続いています。

神戸のトンボ広場の記録

  アカネ  umbr  2020年10月30日(金) 22:21

やたら良い天気が続くのにトンボがいませんね。アキアカネは無料?で撮れるようになったものの、去年は公園に行けば所々に停まって待っていてくれたのに今年は探しまくってやっと片隅に隠れているトンボを見つけるのがやっとです。しかも何故かナツアカネやコノシメだったりする。まー11月になれば・・とも思いますが一体どうしたんでしょう? 1枚目は畑の奥でやっと見つけたアキアカネ、あとはコノシメ♂とナツアカネ♂(と思う・・)。4枚目は早くも10月中頃渡ってきたオナガガモ♀(カメラ目線)。

 そちらもトンボが少ないですか......  管理者  2020年10月31日(土) 7:06

ご投稿ありがとうございます.

そちらもトンボがいませんか.こちらも,今年は本当にトンボの数が少ないです.快晴の日にあちこち歩いてみますが,いつもいるトンボさえ姿を見せないことがあります.写真のような田園地帯を快晴の日に歩いても,ほんの数頭に出会うだけです.例年アカトンボが集まる池に行っても,写真のようにアオイトトンボがいるだけです.

今日も晴れそうです.お昼頃にまた近くを歩いてみようと思っています.

それでは失礼します.

 アキアカネ  umbr  2020年11月1日(日) 0:19

どうも有難うございました。今日もアキアカネを探して徘徊、やっと1匹見つけましたが高いところに停まっていてどうも人間を敬遠しているように思えました。今年はコロナの影響で風通しの良い公園に来る人が多くなっているのも関係があるのかもしれません。せっかくの良い天気なのに残念な事です。池に来る渡り鴨達は例年よりやや早い到着のように見えます。

神戸のトンボ広場の記録

  アキアカネは・・  umbr  2020年10月16日(金) 21:32

今晩は。いくら何でももう降りて来ているだろうと、前回(10/3日)と同じ公園に出かけました。風が強くてどうもイヤな予感がしたのが当たったのか、やはりタイリクアカネが1匹居ただけでした(1枚目)。このままでは帰れないのでやむなく近くの植物園(有料)に行ったところやっとハーブ園でアキアカネと遭遇!! もうアキアカネは絶滅したのではないかと思っていたところでしたのでホッとした。入園料220円払った甲斐がありました。

 絶滅でなく良かったですね  権兵衛  2020年10月17日(土) 19:09

umbrさん、アキアカネが絶滅していなくて良かったですね。そして、入園料220円の価値は十分でしたね。
私の観察範囲は間もなく生き残りを探すのが大変になってしまいます。今年は10月に冷たい雨が降っているのでなおさらでしょうか。
貼付画像のペアの場所、標高110m。6月15日羽化開始。この辺り7月5日で一旦終見。9月11日に戻り、この辺りならびにこの地点で9月27日から繁殖活動。10月11日現在、現役で活動中です。

他の観察地点。
標高1400m、6月24日初見。9月9日終見。
標高690m、観察が7月13日からと中途ですが、10月13日現在は下りきっていないでした。

昨日、くたびれたアサマイチモンジを見たのでついでに貼っておきます。

 アキアカネはまだ一度見たきりです  管理者  2020年10月17日(土) 19:52

ご投稿ありがとうございます.

昨日はオオキトンボとキトンボを見に行ってきました.曇りの予報が快晴.産卵を十分堪能できました.

しかし,アキアカネは昨日もまったく姿を見ませんでした.上記以外は,ナツアカネ,コノシメトンボ,リスアカネ,マユタテアカネ,タイリクアカネぐらいでした.兵庫県南部ではここのところ,アキアカネが普通に姿を見せるのは11月に入ってからです.今のところ9月29日の交尾一例の観察にとどまっています.

権兵衛さんの地域では,もうトンボ観察終幕が近いというようなことを書かれていましたが,こちらは今がアカトンボのシーズンです.カトリヤンマ・ミルンヤンマも今がシーズンです.まだ1ヶ月ほどは忙しい日々が続きそうですが,天気がもう一つですね.

写真はアカトンボの連結飛行集です.それでは.

 アカネ  umbr  2020年10月17日(土) 22:13

権兵衛様、管理人様、返信ありがとうございました。例年なら10月に入って第1週目くらいにアキアカネが見られるのですが今年は様子が変です。西日本でトビイロウンカが大発生しているそうで、その影響(農薬大量使用等)があるのかも知れません。あくまで素人判断ですが・・ 現在まで多く見られたのはコノシメトンボで、リスアカネ、タイリクアカネの順に続きます。アキアカネはこれからでしょうがそれにしてもトンボ自体が少ないのが気がかりです。

写真は植物園に入ったとたんに近くの花に停まってくれたコノシメ♂、石の上で縄張りを張るリスアカネ、大きかったタイリクアカネ♀、最後は東南アジア原産で2007年に日本に入ってきたとされるクロマダラソテツシジミ(ソテツに食害)今年はあちこちで見られました。

神戸のトンボ広場の記録

  どうにかカトリヤンマの産卵を  権兵衛  2020年10月6日(火) 22:25

昨夜の天気予報では本日は洗濯日和で終日晴れとのこと。そこで、山地にミルンヤンマでも見に行こうと予定。ところが、夜が明けると、どんよりではないが曇り空。
雨の降る気配はないが、山地行きは断念。弁当も用意してしまったので、野周りでカトリヤンマの産卵を見ることにした。
昨秋に産卵を観察した地点では、しばらく前からオスのメス探飛行が見られていた。産卵は9月30日にやっと確認したが、倒れている枯れヨシに遮られ撮影はできなかった。

と、そんなことでカトリヤンマの産卵を期待して出かけ、運良く産卵の様子をどうにか記録できました。

観察地点、1度目はしばし待つがオスもメスも気配なし。別の場所で、立ち食いをしながら、北西風が冷たく、そろそろコタツの準備をしなくてはなどと思いながら、待ちぼうけ。
2度目、「14:39再度待ち」とメモしたと同時に眼前にホバリングの個体を発見。異様に長いホバリングで撮影のチャンスはあったのだが、明るさが足らなくてピントが合わず撮影に至らず。
ホバリング後地上に降りて産卵開始。程なく、枯れヨシの陰から、撮影可能な場所に移動。とは言え、土の上に止まられてしまうと全くのカモフラージュ。肉眼では草の黄緑と土の色に紛れて確認できない状態。

画像1 肉眼では草の黄緑と土の色に紛れて確認できない
画像2 画像1と同じ場所で産卵
画像3 やや近くで産卵。横向きになってくれない。
画像4 さらに近くで横向きで産卵をしているが、邪魔物が多数。
(画像は全て同一個体です)

画像4 の状態で、メス探のオスが登場。どうなるかと固唾を呑んでオスの行動を見ていたが、何事もなく、メス探飛行が遠ざかっていった。
オスの気配がなくなると、メスは産卵を止め、一気に樹木に沿って樹上に隠れてしまった。オスに関わりたくなかったのかヒトに嫌気が差したのかは定かではない。
その後、しばらく待ったが、メスもオスも登場しなかった。時刻は16時前で早いが、雲が切れる気配もないので、明るくなることはないと判断して観察を上がることにした。


野周りでミルンヤンマの産卵は確認できていませんが、とりあえずカトリヤンマの産卵が確認できたので、残りの課題が僅かですが軽くなってきました。

本日のオスのメス探飛行。今まで目撃した飛行パターンと同じですが、眼下に潜むようにいたメスには気付かなかったようです。それとも、産卵中のメスは無視したのでしょうか。
オスは1から1.5m程の高さを飛び、せわしく藪を覗いたり、藪に入ったりしていました。地面に近付くことはなかったです。通常、メスのいるポイントが藪の縁や藪の中で、その辺りの高さなのでしょうか。

それと、ウスバキトンボがヒヨドリに食われるのを目撃しました。ヒヨドリの野郎が葉陰に止まっているのは餌待ちの目的があることが分かりました。

 オスの探雌飛翔  管理者  2020年10月8日(木) 20:55

ご投稿ありがとうございます.

昨日は一日ヒメアカネにかかっていました.今日は雨で休息日です.そちらはまだカトリヤンマがたくさんいるようですね.こちらは見ることすら難しくなってきました.ときたま,未熟な個体が林の中に止まっているのに出会うぐらいです.今年はたくさんいる県外へ見に行く予定をしています.カトリヤンマというのは昔は駄物状態で,ほとんど無視するトンボでしたが,今や希少種.時代は変わるものです.

ところでオスがメスを見つけられないとのこと.コシボソヤンマでもそれはよく観察しました.産卵メスのすぐ横を飛んでも,全然気づかないのですね.ギンヤンマやクロスジギンヤンマは別格のようで,止まっているメスを目ざとく見つけます.

今年は,あと,マイコアカネとオオアオイトトンボを課題にしています.オオアオイトトンボなど,見るのに苦労するはずのないトンボでしたが,これも産卵観察が難しくなりました.私の知っている場所からはどんどん姿を消しています.

写真はヒヨドリならぬ,アオイトトンボがウスバキトンボを襲う?ところです(笑)

それでは失礼します.

 曇りのち晴れ。そして、雨  権兵衛  2020年10月9日(金) 20:11

さて、本日も雨。明日も雨の予報です。台風の影響で前線が活発なのか、よく降っています。
7日は、残留組のアキアカネの産卵の観察で山行きを予定していたのですが、午後から降雨の予報だったので、諦めて、再び野周りへ出ました。
前日にカトリヤンマの産卵が記録できたので、再度の記録をと思ったのですが成果は不調でした。午前から「オスの探雌飛翔」は頻繁に観察できたのですが、メスは午後になっても出てきませんでした。
メスは15時前にやっと登場。見えても撮影不能な場所や、全く姿の見えない倒れたヨシの下で産卵するメスでした。倒れたヨシの下から浮上してホバリングをしたので、次の産卵場所探しかと思ったら、飛び上がり、餌獲り飛行を始めてしまいました。
腹が満ちたら続きの産卵かと思って餌獲り飛行を見上げていたのですが、雨粒が落ちてきてしまいました。
残念。観察は中途のまま断念しました。
その後、現在に至るまでよく降っています。

画像1 メスを待つミヤマアカネ
画像2 メスが来たので、その場で交尾。左前翅縁紋の傍らの白点の特徴があり同一オスです。
画像3 マユタテアカネ♀ 翅の先端部に褐色斑のない個体。何の意味か腹端を上にそらした瞬間です。
画像4 マユタテアカネ♀ 翅の先端部に褐色斑のある個体


雨の中、ちょっと出かけるので続きは後ほど。

 アメリカシロヒトリの幼虫  権兵衛  2020年10月17日(土) 1:02

10月6日、7日と毛虫(アメリカシロヒトリの幼虫)が多かったです。両日とも気付くと手の甲や着衣にたかっていました。
アメリカシロヒトリの幼虫はクワ(桑)の葉で育ち、ほぼ終齢であちこちに分散していました。この秋はアメリカシロヒトリの幼虫が多いのかもしれません。

ところで、当地のカトリヤンマは、湿地や水田ではまだ見ていませんが、河川敷だけで細々と生きているような気がします。一応、観察可能な林に接した水田を物色中です。
マイコアカネは?。オオアオイトトンボは特定の場所で、毎年首の痛くなるのですが、11月初めに毎年産卵が観察できます。昨年はちょっと早く、10月27日に観察できました。

画像1 ひたすらにメスを待つマユタテアカネ
画像2 イタチ(ニホンイタチ)も顔を出しました。
画像3 毛虫・アメリカシロヒトリ

10月3日にヒメアカネを見に行きましたが、産卵場所の湿地の植生が変わり観察に適した場所ではなくなっていました。昨秋に刈り払いが行われ、ガマが減少して、ガマに変わりアメリカセンダングサが繁茂してしまいました。

画像4 新たな場所に進出した(?)ヒメアカネ。競合オスの姿なし。10月11日

パソコンに向うと居眠りばかリしているので続きの投稿が遅れてしまいました。

 カトリヤンマ、オスの戦略?  権兵衛  2020年10月17日(土) 1:06

本日は、絵にはなりませんが、どうにかカトリヤンマのオスを記録できました。
昼頃は複数のオスの探雌飛翔でめまぐるしかったです。
午後は15時までの予定で、14時14分からメスを待ちました。気温は18℃。
しかし、待てどもメスは来ず、撤収と思ったら14時59分に登場。登場したのはメスでなくオスでした。倒れた枯れヨシの下に潜り、丹念にホバリングしながら雌探しをしているようでした。枯れヨシの間から浮上したと思ったらすぐ近くの藪に消えてしまいました。15時8分でした。止まったようにも見えたのですが、覗いても姿は見えませんでした。
続けて待つと、間もなく、消えた辺りから再登場。そして、暫しの雌探しのホバリングの後に、先ほどと同じ位置で、姿を消してしまいました。やはり、覗いても姿は見えませんでした。念のためファインダを覗くと、ヤブガラシの葉陰に翅と、腹端が確認できました。肉眼はだめでしたが、機械は葉陰に隠れた姿の一部を見逃しませんでした。

地表から80cmほどの高さで、ひたすら止まっていました。観察側は、産卵に来るメスを襲うのではないかと期待しながら、時間オーバーも気にしないで待ちました。結局、何事も起きずに16時48分まで、1時間30分止まっていました。
その後は暫し餌獲り飛行をして姿を消してしまいました。16時50分には気温は14℃に下がっていました。

何度も見た探雌飛翔とは違い、地表付近でホバリングを繰り返し、産卵しているメスがいないと分かると、地表から80cmほどの高さで息を潜める(?)。もしかして、これも雌探しのひとつの戦略なのだろうか。などと思いながら、絵にならない画像を撮り続けた長い観察でした。

見苦しい画像で恐縮ですが、
画像1 倒れた枯れヨシの下に潜り、丹念にホバリング。
画像2 頭隠して翅隠さず。
画像3 こんな環境。赤色矢印の葉陰に止まっている
画像4 ヨシを2本折って脇から撮影
脇からは風に揺れるヨシの葉が邪魔して撮影不可。画像3には写っていないですが左脇のヨシを2本折リました。近くのヨシが折られてもオスはじっとしていました。

こんなことしている間に当地のトンボシーズンは閉幕してしまいそうです。来季は絵になるカトリヤンマのオスを撮ってみたいものです。

本日(10月16日)、アメリカシロヒトリの幼虫は激減していました。どこかに潜って蛹になったのでしょうか。
トップページのカウンタすっきりと見易くなりましたね。

 カトリヤンマが多いのは,本当にうらやましい限りです.  管理者  2020年10月17日(土) 20:25

ご投稿ありがとうございます.

私は,もう,兵庫県では,ここへ行けばカトリヤンマが必ず見られる,という場所がなくなってしまいました.探せばあるんでしょうけど,近くでは探す場所がありません.ただ,完全に消えたわけではないことは,夏に林の中にぶら下がっている個体を見るので,個体数が激減しているというのが正しい言い方でしょうね.

本当に25年ほど前は,夏の夕方,足に当たるほど飛んでいたのに.カトリヤンマは来週県外へ出て見てくる予定です.またトンボノートに報告します.

アクセスカウンターは,私の使っていた会社の無料CGIの提供が終了したので,変更しました.そしてブログのソフトの更新をしたらまた写真の縦横比が変になってしまいました.こういうことがよくあるので,私はバージョンアップは嫌いです.昨夜はこの対応に追われていました.近いうちに今までの記録をアーカイヴに移して,ブログページを掃除するかも知れません.

写真は,昨日のオオキトンボとキトンボです.ブログには載せなかったものを掲示しました.

お互い観察を楽しみましょう.それでは失礼します.

神戸のトンボ広場の記録

  オオキトンボの産卵  RONNIE  2020年10月11日(日) 20:30

今年も見ることができました。

 オオキトンボ  管理者  2020年10月12日(月) 7:59

ご投稿ありがとうございました.

オオキトンボは,当方もあちこちで姿を見ています.これからの一月ぐらいが最盛期でしょうね.

またの情報お待ちしています.

神戸のトンボ広場の記録

  アキアカネ・・・  umbr  2020年10月3日(土) 21:43

今晩は。10月に入ったのでもう来ているだろうとアキアカネを探しに行きました。去年沢山アキアカネがいた公園の広場で見つけたのはコノシメトンボの♂♀と、いつも秋にならないと出てこないナツアカネ♂でした。散々歩いてやっとアキアカネっぽいトンボを1匹発見!! 喜んで撮っていましたが、よく見るとどうも違うような気がしてきた。真横から撮ったのを拡大してみるとこりゃタイリクアカネじゃないの、なんでアキアカネより先に出てくるんだ〜(-_-;)。で、結局アキアカネは見つからずでした。

 どうも思ったようにトンボが動いてくれません  管理者  2020年10月3日(土) 22:16

ご投稿ありがとうございます.

私は,10月1,2日と連続して,マイコアカネをねらいに行きました.どちらの日もいましたが,どうもビデオに撮れるようにトンボが動いてくれません.写真なら成果があったといえそうですが,ビデオは難しい.マイコアカネの池は,昨日水がなくなって,もう産卵は見られないと判断し,ヒメアカネに転進しました.

そうしたらヒメアカネもなかなか目の前でうまくトンボが動いてくれません.ちょっとフラストレーションがたまっています.でも,本格的な繁殖活動はこの10月ですから,今月はちょっと密に動こうと思っています.また報告します.

写真は昨日のヒメアカネです.それでは.

 ナニワトンボ?  umbr  2020年10月5日(月) 22:50

どうも有難うございました。私は動画は撮らないのですが、最近飛んでいるトンボやチョウを撮るようになってなかなか思うように動いてくれないので動画を撮る難しさはなんとなく解る様な気がします。ここで飛んで欲しいと構えていても全く動かなかったり、反対にむちゃくちゃ飛び回って撮れなかったりで思うようにいきません。まして動画にまとめるのはかなり難しいと思います。

以前書いていたナニワトンボは♀らしきのがなんとか撮れました。しかし、♂は見つけたもののカメラを構えたとたん逃げられました。まー居ることは判ったので気長に探すしかないですね。マイコアカネのほうは何故か思わぬところで突然出会ったりします。

神戸のトンボ広場の記録

  ミルンヤンマ オスの食休みは長かった  権兵衛  2020年9月25日(金) 21:30

偶然ですが、貪欲な眼差しが、三日続けてミルンヤンマを捉えました。そして、画質は兎も角として記録撮影に成功。

9月20日、野周りフィールド丘陵の山麓の林縁で♂。初見。
9月21日、不定期に通っている山地の林縁で♀。
9月22日、久々の秋晴れで、俄かに思いついた場所の薄暗い林縁で♂。初見。

今年のミルンヤンマは、8月24日と、8月29日に目撃したが記録撮影に至らず。
8月24日に、俄かに思い立ち、涼を求めて訪れた山腹の標高1000m程の場所。恐らく♀、薄暗い林の中の細流で産卵場所を物色するかのようなゆっくりとした飛び方を目撃。
8月29日の夕刻、ミルンヤンマの生息する山地の下山途中、沢沿いで群れ飛ぶ10匹ほど。乱れ飛びで餌獲り飛行のようだった。私の近くを飛ぶのは腹部の模様でミルンヤンマ。頭上を飛びまわる一群は正体不明。
と、2箇所で目撃したので、どこで観察するかと思案していました。

ところが、9月20日に、生息しているとは思いも寄らなかった野周りフィールドで発見してしまいました。場所は、低標高の丘陵の山麓でした。

林縁に差し掛かると、ちょうど乱れ飛びで餌獲り飛行をしてる小型のオニヤンマ。ちょうど獲物が獲れたようで、近くの枝にぶら下がるように止まった。ファインダを覗き複眼の接し方でミルンヤンマと判定。

画像1 16:29 獲物をくわえて枝に止まる
画像2 16:30 あっけなく完食
画像3 16:59 ひたすら休み、複眼をこすったり。
画像4 17:03 観察者が疲れきった頃。この後、直ぐに餌獲り飛行を再開。

気温は20℃。冷たさで右手が痛くなりました。34分間の観察は高い位置の撮影で腕が辛かったです。

この場所、思いがけず、生息しているのが確認できました。そして、いくつもの細流も広範囲にわたりあらかた把握していますが、蚊が多いのが難点です。全くの近場ですが、産卵観察は躊躇してしまいます。

 二日目、三日目のミルンヤンマ  権兵衛  2020年9月25日(金) 21:34

9月21日、アキアカネ調査に入った山地の下り道。餌獲り飛行のヤンマを発見。
止まり場所を探す飛行になったので撮影準備。近くの草に止まったので撮影に成功。止まった姿はミルンヤンマのメス。ここは、2年前に羽化殻を発見した近く。

画像5 15:09 獲物を食いながら止まる。数秒間で完食。
画像6 15:09 止まったと思ったら24秒後には飛び立った。
 
三日目の9月22日、朝から久々の秋晴れ。用事のついでに足を延ばしてトンボ観察では初めての地へ。到着した時は曇り空になっていた。
開けた場所にはアキアカネたちに混じってコノシメトンボがいるだけ。草ぼうぼうで歩ける場所が限られていたが、林に向うと好い雰囲気。
薄暗い林から戻りかけたら、林縁で黒トンボが1匹、2匹餌獲り飛行。近くを飛ぶ姿を見て、もしや、大きさと、季節的にミルンヤンマ・・・。
ところが、「二兎を追うものは一兎をも得ず」で、見失う。一旦は見失ったが、薄暗さに目が慣れたのか、1匹の飛行を追尾できるようになる。間もなく、黒トンボは樹下で垂直方向にスイスイと飛び止まり場所を求めるようになり、枝にぶら下がるように止まった。地上から5m程の高さだが止まった姿はやはりミルンヤンマ。

画像7 15:17 高い枝に止まった
画像8 16:13 まだ同じ場所に止まっていた

画像7 の状態から20分ほど眺めていましたが変化もないので開けた場所へ出て別のトンボを物色。帰り際に覗くと、曇天のせいで先ほどよりさらに暗くなっていましたが、まだ、同じ場所に止まっていました。少なくとも、56分は止まっていたことになります。ここも、低標高の丘陵の山麓でした。

と、そんな具合に、全くの偶然ですが三日続けてミルンヤンマを見ることができました。秋の彼岸も明けて、そろそろ中秋ですね。今時がミルンヤンマの見易い季節なのでしょうか。

管理者様の著書のWeb版なのでしょうが、http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/tombo/tombo/n01056.html に
『分布:河川の源流域から上流域にかけてみられるトンボです.神戸では,山地を流れる河川や丘陵地の雑木林の中を流れるうす暗い細流などで生息しています』とありました。
その記述から、当地でも、河川の源流域から上流域だけではなく、丘陵地の雑木林の中を流れるうす暗い細流にも生息していることが納得できました。

本日は朝から雨。何事も屋外のことは開店休業でのんびりと過ごしました。冷たい雨に当たると風邪を引いてしまいますから、ちょうど好い骨休めです。

 ミルンヤンマ  管理者  2020年9月27日(日) 21:16

ご投稿ありがとうございます.

先日この広場に,ミルンヤンマの幼虫を見つけたいという投稿がありましたが,ミルンヤンマ,そういえば最近あまり見かけなくなったような気がします.河川の上流などに生息するトンボの数が減るというのは,理由を見つけるのが難しいような気がします.そちらはミルンヤンマの数は多いのでしょうか? 

今日,川にミヤマアカネを見に行きました.しかし,数が非常に減っていて,これは危ないなと思った次第です.どこもかしこもトンボの数が減っているような気がします.一昨年以来でしたので昨年の発生状況は分かりません.一箇所ずつトンボが減っていきやがて消えていく.もう本当にトンボの生態を記録するのが難しくなってきました.なんか暗い気分です.

まあ,気を取り直して,次はマイコアカネやヒメアカネを見に行くことにします.

それでは失礼します.

 当地のミルンヤンマの数は?  権兵衛  2020年10月4日(日) 20:26

一週前(9月27日)は午前中は霧雨。午後に雨が上がったので野周りに出ました。
途中、稲刈りの済んだ水田でアキアカネが連結で産卵をしていました。目的地の水路での観察の後、9月20日に思いがけずにミルンヤンマを見た林縁へ足を延ばしました。
そして、何気なしに林の中の細流を見下ろすと、恐らくオスと思われる個体の姿がありました。細流を舐めるようにゆっくりと往復飛行をしていました。秋の長雨の後で周りの土がたっぷりと水を吸っていたのと、履物が長靴でなかったので細流には降りられませんでした。

その翌日(9月28日)は、それなりの天気でしたので山地に行きました。観察目的地までの道中、数箇所で、摂食飛行と思われる個体を目撃しました。
最終目的地では、恐らくオスと思われる個体が、流れに沿っての雌探し飛行のようなことをしていました。

当地のミルンヤンマは、山地ではムカシヤンマ並みにほどほどの数が生息していると思われます。
野周りフィールドは今年が初見なので生息数は見当がつきません。全くの推測ですが、丘陵の細流ごとに、人知れずに細々と生息している可能性が高いです。過去、9月に斜面の林の中で交尾態を目撃したことがあります。また、8月の夕暮れには沢と細流の出合で頭上を飛び交う姿を目撃したことがあります。過去のことは記録画像もありませんが、ミルンヤンマだったの可能性があります。解明は来年以降の課題にするつもりです。

と、いった具合で当地のミルンヤンマの数は多いか少ないか不明ですが、私の守備範囲では普通に見られるようです。