神戸のトンボ広場の記録

  今年も春はオツネントンボから  toranosanta  2020年4月8日(水) 0:55

4月4日に次いで7日に観察に出かけました。毎年のように初回観察時にオツネントンボらしきものを見つけてはいるのですが、目が慣れていないのか今年も逃がしていました。2回目の観察となった7日に1オツネントンボ、2ホソミオツネントンボを確認できましたので報告します。昨年の年間50種に1種でもプラスしたいです。マイコアカネはだめでしたが。
新型コロナについては、フィールドを一人でトンボを求めてさまよっているだけなので、多分大丈夫でしょうね。

 出始めましたね  管理者  2020年4月9日(木) 9:14

ご投稿ありがとうございます.

成虫越冬種が出始めていますね.こちらも多分出ていると思いますが,もう少しして確実になってから見に行こうと思っています.

私もトンボ観察は自粛外に相当する屋外の散歩に近いと思っています.でも兵庫県の場合,北部は感染者がいません.都会に遊びに行くのは「自殺行為」、少ない地方へ行くのは「殺人行為」という言い方もあるようですから,こういうところへはやはり控える必要があるかなと思っています.お互い,しばらくは足下のフィールドを散歩がてらになりそうですね.頑張りましょう.

今はホームページの充実に時間を使っています.4月後半,成虫越冬種を一度見に行く予定です.写真は散歩で見たカンサイタンポポに止まるモンシロチョウです.

それでは失礼します.

神戸のトンボ広場の記録

  西播では、タベサナエが飛び始めました。  あき  2020年4月4日(土) 23:27

今日の姫路市は、腕時計の気温計が25℃を指していました。
某溜池では、タベサナエが見られました。
今年は、3月21日にホソミオツネントンボが見られ、翌22日にはオツネントンボの連結体が見られたので、もっと早く出てくるかと思っていましたが、
先週の寒さで例年通りに戻ったようですね。
今日も、オツネントンボは元気に飛び回り、アジアイトトンボもちらほらと見られました。

 早いですね  管理者  2020年4月5日(日) 19:02

ご投稿ありがとうございます.

ホソミオツネントンボが3月21日に見られたのですね.早いですね.当方も3月中に二度ほどでかけたのですが,トンボの姿を目にすることがありませんでした.私の方は,3日に車で県外の観察に行ってきました.シオヤトンボが出ていて,もはや青灰色の粉を吹いているオスも見られました.4月を迎え本格的にトンボシーズンの開幕です.お互いいい成果が出るといいですね.

またのご投稿をお待ちしております.

神戸のトンボ広場の記録

  コサナエ属3種の混生状態について  Tekura  2020年2月25日(火) 18:57

はじめまして、Tekuraと申します。初めて投稿させていただきます。
私は広島県を中心にトンボの観察をしており、春になるとタベサナエやフタスジサナエをよく撮影します。ちなみにですがオグマサナエは広島県では非常に希少で、いまだ県内での観察には成功していません。
この3種の混生状態についてなのですが、私が観察した限りでは、これらの2種以上が混生している池を見出すことが出来ていません。例えば、近所に2つの池があるのですが、距離は1km程度しか離れておらず環境も大きく違わないように見えるにもかかわらず、タベサナエかフタスジサナエのどちらか一方のみしか発見することが出来ていません。
兵庫県などでも、このような棲み分けのような状態は見られることはあるのでしょうか。

 兵庫県では所々で3種が混生しています  管理者  2020年2月25日(火) 19:35

ご投稿ありがとうございます.

コサナエ属は,兵庫県には4種すべてが分布していますが,コサナエが兵庫県北部にしか分布せず,他の3種は北部にはわずかに分布しているだけなので,さすがに4種が混生しているというところは知られていません.しかし,コサナエを除く3種が一つの池に混生するということは,兵庫県南部では所々で見られます.下記の記事をご覧ください.

https://www.odonata.jp/archives/2016/20160329.html

でも,多くの池では,このうちの2種の混生にとどまることが多いようです.3種のうちタベサナエが一番他の2種の生息環境をカバーしているようで,タベサナエとフタスジサナエ,またはタベサナエとオグマサナエという例が多いようです.もちろんフタスジサナエとオグマサナエという例もあります.この3種のうち,オグマサナエが,植生が貧弱な池にも生息しているようで,抽水・浮葉植物などがほとんどない池にもみつかります.

もちろん,3種のうち1種だけしかいないという池はたくさんあります.

オグマサナエとタベサナエが,春,一番早く同じくらいの時期に羽化し,同じくらいに繁殖活動を始めます.対してフタスジサナエは若干羽化が遅れ,繁殖活動もわずかに遅い感じです.

観察していると以上のようなことを感じます.

添付写真は,同じ池の同じポイントで撮った,3種の産卵です.この池は,昔はオグマサナエとフタスジサナエしかいませんでした.この7,8年くらいの間にタベサナエが進入し,最近はタベサナエがかなり優勢になっています.

それでは失礼します

 ありがとうございます  Tekura  2020年2月25日(火) 20:07

そちらでは混生は珍しくないのですね。こちらではまだまだ多くの未観察地域があるので、注意深く観察してみようと思います。
広島県では、若干高標高地や閉鎖的な環境にも進出しているフタスジサナエが最もポピュラーな種のように感じます。また、植生の少ない池にも多いとされるオグマサナエがほとんどの地域で分布していないのも興味深いです。
広島県と兵庫県、似ているようで違う点も多く、非常に面白いです。

ご丁寧にありがとうございました。また投稿させていただきます。

神戸のトンボ広場の記録

  ミヤマアカネ  toranosanta  2020年1月5日(日) 19:59

タイリクアカネの未熟な時期には内陸部・標高の高いところで生活しているようとご指導いただきまして思いついたことがありますので報告させていただきます。2015-8-11に兵庫県の標高1000m付近の山に出かけアキアカネを多数確認しましたが、同日多分標高800〜700m付近で、わずかですがミヤマアカネ・ウスバキトンボの未熟♂♀を見つけました。写真はミヤマアカネの未熟♂ですがこの2種については例外的にたまたまいたと思った方が良いのでしょうか。

 ミヤマアカネ  管理者  2020年1月6日(月) 9:39

ご投稿ありがとうございます.

まずミヤマアカネですが,ミヤマアカネは結構標高の高いところにもいます.流れで生活していますので,おそらく写真を撮られた場所の近くに流れがあるのではないかと推察されます.ミヤマアカネもそれなりに移動することがマーキング調査で明らかになっていますが,アキアカネのように未熟時代山地へ移動するという報告はありません.どちらかといえば,生息地に貼り付いた生活を送っているという感じです.ですから,写真の場所近くに小さな生息地があると考える方がいいと思います.

ウスバキトンボについては,移動力のあるトンボですから,あちこちへ移動することはあり得るので,特に高い山で見つかったからと言って,それに特別な意味はないと思います.こちらはたまたまいたという感じでしょう.

それでは失礼します.

神戸のトンボ広場の記録

  タイリクアカネ  toranosanta  2020年1月4日(土) 17:07

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
1/1付けトンボノートにタイリクアカネがかなり内陸部にもいたと記されていましたが、私も2015年6月10日に六甲山の北側・三木市で♀の未熟を確認しました。今回確認されたのはさらに北側と思っていいのでしょうか。

 タイリクアカネのこと  管理者  2020年1月4日(土) 20:32

ご投稿ありがとうございます.また明けましておめでとうございます.

タイリクアカネは,1980年代くらいまで「繁殖期」には海岸近くにしか現れないトンボという認識がありました.つまり,10月以降は海岸近くで繁殖活動を行うということです.羽化すると内陸部の方に向かって移動し,未熟なうちは内陸部,それもかなり標高の高いところで生活しているようです.私が「かなり内陸部にいた」というのは,この繁殖期にいたという意味になります.

今回ご投稿いただいた写真は,未熟といっても羽化直後の個体ですから,この場所で昨年にタイリクアカネが産卵したことになりますから,やはり内陸部で繁殖活動が行われたことになります.

タイリクアカネの繁殖域が昔言われてきたことと変わってきているということです.

なお,現在は加東市あたりの内陸部でも繁殖活動が見られます.

それでは失礼します.
神戸のトンボ広場の記録

  お正月  umbr  2020年1月2日(木) 2:15

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 

今年はネズミ年ということでネズミ目「ヌートリア」のカップル、歯が赤いのはデフォルト。

 新年明けましておめでとうございます  管理者  2020年1月3日(金) 14:55

早々に賀状ありがとうございました.

ヌートリアさんですね.ヌートリアさんとカピバラさん,写真で見るとよくにているのですが,大きさもかなり違うのですかね?

今年は,あちこちへ出かけようと思っています.本年もよろしく.

写真はウォーミングアップする年越しキトンボです.2020.1.1.

それでは

 ヌートリアとカピバラ  umbr  2020年1月3日(金) 21:57

有難うございます。私も年越しトンボを探しましたがみつかりませんでした。最後に見たのはアキアカネで12月10日でした。

ヌートリアは野生化してあちこちの河川や池で見かけます。大きさは30cm〜50cm(尻尾含まず)位で、一方カピバラは1m(尻尾無し)近いので倍くらいの大きさです。ヌートリアの歯が赤いのは鉄分が含まれているかららしい?。写真は一昨年見た、大阪城のお堀で泳いでいたヌートリア。

神戸のトンボ広場の記録

  最期の?アキアカネ  umbr  2019年12月8日(日) 20:10

ご無沙汰しておりました。今日(12/8日)天気が良かったので公園に出かけました。と言ってもトンボを撮るのではなく、今の時期増えてきた渡り鳥偵察のつもりで出かけたのです。たまたま休憩したベンチの前の草叢から飛び上がったトンボらしき姿が!! 停まったところで見るとアキアカネらしい。鳥を撮るつもりで望遠レンズしか持ってこなかったのでギリギリまで寄ってなんとか撮れました。アキアカネ♂は2匹いて全く羽も傷んでいない綺麗な個体で、2匹で争うようにしながら元気に飛び廻っていました。ただ♀は早々と姿を消してしまった様で残念ながら子孫は残せそうにはありません。

 アキアカネは遅くなりましたね  管理者  2019年12月8日(日) 21:05

ご投稿ありがとうございます.

「アキアカネは晩秋のトンボになった」と書きましたが,本当にそうなっていますね.兵庫県南部でも,11月から12月にかけて個体数が増えるような気がしています.明日から気温が高い飛が続きそうなので,私も,アキアカネを見に行こうかと思っています.

それでは失礼します.



 アキアカネ  umbr  2019年12月8日(日) 23:52

有難うございました。写真は12/1日に撮ったモノでこれが最期だと思い手に乗ってもらいました。ここ2.3日10度前後の冷たい日が続きもう見られないとあきらめていましたがアキアカネは予想以上に寒さに強かったようです。   
鳥は来年のトンボシーズンにそなえて「飛びモノ」の練習のつもりで撮っていますが大きさが違いすぎるのであまり役にたっていないか・・・

神戸のトンボ広場の記録

  夏の思い出 ウチワヤンマの移精?  権兵衛  2019年11月23日(土) 17:56

トンボ歳時記総集編 −兵庫県の季節とトンボ−(http://www.odonata.jp/calendar/index.html)の「No.042.垂直尾翼を持つ飛行機トンボ」を興味深く拝読しました。
交尾態で水面上を高速で飛ぶウチワヤンマのことがよく分かりました。
突然に視界に入ったかと思うと、あっという間に飛び去る姿を見るだけでしたが、このことが何故(なにゆえ)か分かったです。

総集編のウチワヤンマで夏の事を思い出しました。
梅雨明け前の7月24日、お遣いついでに足を延ばした止水域でのこと。
午後は、梅雨が明けたのではないかと思うような夏空になり、岸から離れた場所でメスを待つウチワヤンマ。そして、水面上を見るとオオヤマトンボの巡回飛行が見られました。
さらに、足元近くの水面を覗くとコシアキトンボやコフキトンボの産卵が盛んでした。
そんな中、ウチワヤンマの交尾態飛行が高速で行ったり来たりするのを目撃。ウチワヤンマの交尾態飛行を目で追い、落ち着いた辺りを覗いたらオスがメス待ちをしていただけ。
交尾態は何処へ行ったのか見失いましたが、岸近くでウチワヤンマを観察することができました。

そのウチワヤンマが数秒間移精のような行動をしました(画像 1)。しばらく眺めていたのですがメスは現れなくその後は未確認です。
ヨツボシトンボでもこのような行動を観察したことがありますが、これらは事前に移精するタイプなのでしょうか。ご教示頂ければ幸いです。

同日、コフキトンボの産卵が記録できたので画像を貼っておきます。

画像 2 産卵中のコフキトンボ
画像 3 産卵後のコフキトンボ。画像 2と同一個体。年増のようです。

水深の都合で、草に届かず、葉に付着した卵の近接撮影はできませんでした。

夏は思い出が沢山あったのですが、このところ、とうの昔のような気がします。
5日間北西風が吹き、昨日から雨。冷たい雨が連続3日続くようです。
雨の降る前、今週は強い北西風が吹いても日が当たると稀にトンボが姿を現していました。
11月21日、雨になる前日にミヤマアカネが姿を現したので画像を貼っておきます。

画像 4 午後の陽射しを求めるように現れたミヤマアカネ。

当地でのトンボ観察は今週がラストチャンスのような気がして、出掛ける度に寄り道をしました。
18日がナツアカネ。ナツアカネは日向でヨシの枯れ草に止まっていましたが、数十分後には脚力が足らなくなったのでしょうかあお(仰向け)になっていました。他はマユタテアカネらしき雌雄を目撃。
20日がアキアカネらしき個体。これは近付きすぎて逃げられてしまいました。カメラを持たない悲しさです。肉眼では2m離れると種の識別ができません。

アキアカネは没姿調査中なので、21日に所用のついでに弁当とカメラを持ち再訪。北西風が弱く、気温も15℃と高めだったので待ちました。次々と姿を現す鳥には目もくれず、ひたすらに待ちました。
待つこと1時間半、ふいっと飛翔体が着地。
やっと出たかと思ったらミヤマアカネ。ミヤマアカネはその後2個体を確認。アキアカネは空振りでした。

北西風に惑わされ、18日と20日にカメラを持たずに寄り道したことが悔やまれてならないです。また、北西風が吹いても日が当たると、生き残っていれば、トンボが出てくることが分かりました。ひとつ知恵が付いたような気がします。

トンボノート「No.724. アキアカネは晩秋のトンボになった.2019.11.23.」拝読しました。
『今日は暑いくらいの快晴』とのことですが、こちらは冷たい雨天です。明日も雨。折角の休日ですが、生き残りトンボ探索は開店休業状態です。


 単独での移精  管理者  2019年11月23日(土) 19:53

ご投稿ありがとうございます.

やはりそちらは冬の訪れがこちらよりは早いようですね.今日は,歩いていると汗をかくくらいで,厚着をしていったのを悔やんだくらいでした.来週くらいからは気温が下がりそうで,トンボの数も次第に減っていくでしょう.でも,今年は,生き残っている数が多いような気がします.昔のトンボが多かった時代を思い出させるくらい,今日の池ではトンボが集まって活動していました.

さて,単独移精ですが,マルタンヤンマオスの単独移精の有名な写真を見たことがあります.私はほとんど見たことがありません.ヨツボシトンボについては,タンデムになった後移精行動をしていますから,単独でしなければならない理由はないようです.単独でする種と連結でする種に分けられるというわけでもないようです.

さて,今年も後シーズン少しになりました.今年の冬は資料の整理をして,ページをさらに充実していきます.

それでは失礼します.

PS.写真は今日撮ったものです.

神戸のトンボ広場の記録

  オオアオイトトンボとアオイトトンボ  toranosanta  2019年11月9日(土) 0:38

写真は♀ですがオオアオイトかアオイトか分かりにくい角度でしか撮影できませんでした。判断が難しいので見分け方のポイントを含めご指導お願いします。

 分かりません  管理者  2019年11月9日(土) 8:18

ご投稿ありがとうございます.

おたずねの件ですが,角度が背中側であること,メスであることから,区別の方法がありません.腹部第8−10節の膨らみからはアオイトトンボであるように思え,オオアオイトトンボはもっと腹部の膨らみが幅広いかも,などと思ったりもしますが,???ですね.

残念ですがそういうことでご了承ください.それでは.

 ありがとうございました  toranosanta  2019年11月9日(土) 13:13

上から見た図で、8〜10節の膨らみ方の度合い・程度で一定の見当を付ける事も可能な場合があるかも知れないが、それだけで判断する事も難しいと言う事で、後は付近に飛んでいたのはオオアオイトかアオイトかも見定める必要があるのでしょうね。

神戸のトンボ広場の記録

  キトンボ  RONNIE  2019年11月7日(木) 1:01

オオキトンボのいた所には例年のようにキトンボもたくさんいました。
キトンボはオオキトンボよりも岸に近い所で産卵していることに気がつきました。

 キトンボ  管理者  2019年11月8日(金) 19:19

ご報告ありがとうございます.

あそこのキトンボは早いですね.私がいつも行くところは11月になってからが本番です.もう少ししてから行くことにします.キトンボがメインになると,もう,トンボの季節も終わりです.一年たつのは早いです.

それでは失礼します