さて，ゴールデンウィーク観察第２弾は，フタスジサナエの産卵を紹介します．トラフトンボを観察に来たこの池は思ったより多くのフタスジサナエが産卵に来ました．10頭以上が見られたと思います．この池では，岸辺のスゲの間で産卵するので，動きが比較的穏やか．写真には撮りやすい環境です．しかも岸辺から撮れるので，移動もポジションも比較的簡単に決められました．

▲（上2枚）フタスジサナエの産卵．池岸の水際と岸の境目あたりを飛んで産卵する．

▲フタスジサナエの産卵．産卵中時々止まるのは去年の観察と同じである．

▲フタスジサナエの産卵．ホバリングした後軽く腹部を下に振って卵を落としているようだ．

フタスジサナエは，午前中8時過ぎから産卵に来ていました．次々と産卵に入り，数頭の産卵が連続しました．産卵は10時過ぎまで続きました．その後，産卵に来たメスをゲットしたのでしょう，交尾態を2例観察しました．

▲オスがなわばり活動に出てきたのでしょう．産卵に来たメスを捕まえて交尾態となった．

夕方にも産卵に訪れました．こちらは4時過ぎでした．夕方は雲が出てきて少し暗くなったので，体感的には5時過ぎのような感じでした．