新 トンボ歳時記
No.472. オナガサナエを見に行ったが... 2014.8.30.

今年は雨と台風で何もしないまま夏が過ぎて行った感じがします.今日,やっと,休日と天気がマッチしましたので,いろいろ考えた挙句,時期は遅いですが,オナガサナエの産卵を観察に行くことにしました.大雨で川の様子も気になりますし.

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オナガサナエは,オスが2頭ほど縄張りを形成していました.川の流れが変わっていて,浅い瀬が消えており,メスが産卵に来るような感じがあまりしませんでした.案の定,昼過ぎまで待ちましたが,メスの姿は見ることができませんでした.時期が遅いせいかもしれません.また時期が違うと産卵に来る時刻が変わるのかもしれません.朝夕ならチャンスがあるかもしれませんね.

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オナガサナエ以外には,たくさんのハグロトンボがいました.川にはコカナダもが繁茂しており,ハグロトンボの絶好の産卵場所になっていました.同じ場所にはセスジイトトンボもいました.

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この時期の川の普通種がそろっている感じです.でもそんな中で一番目を引いたのはギンヤンマのペアでした.

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メスを捕まえて交尾をしたのをはじめ,全部で3ペアが,ハグロトンボと同じ場所で産卵をしていました.

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ギンヤンマは流水環境でも平気で産卵し,またオスは流れの上をコヤマトンボのように行き来してパトロールしていました.こうやってあらゆる環境で繁殖できるので,いわゆる普通種になれるのですね.実は普通種というのは環境適応性の広い,すごいやつなんだということが,改めて感じ取れました.