新 トンボ歳時記
No.362. ムカシトンボの産卵痕 2012.6.11.

今日は,午後,休日出勤の代休半休で,予定通りヒメクロサナエを見に神戸市内のムカシトンボの生息地へ出かけてきました.午前中は青い空が広がっていたのに,生憎午後から曇り空.現地到着が14:00過ぎということもあって,全くトンボの姿を見ることはありませんでした.まあ想定内でしたけれども.ただでは帰れないと思い,ムカシトンボが今年も産卵していたかどうかだけ確かめて帰ることにしました.探してみると,ウワバミソウの茎と,フキの葉柄に産卵痕を見つけることができました.フキの葉柄の産卵痕は,きれいに蛇行してついていました(写真).今年も産卵活動をやっていたようで,一安心です.

幼虫はどんなのがいたかというと,ヒメクロサナエ,ムカシトンボ,そしてミルンヤンマでした.ミルンヤンマは終齢になっていました.ムカシトンボとヒメクロサナエは,亜終齢くらいの状態で,この夏に終齢になるのでしょうね.

結局この日は,15:00には現地を後にしました.