トンボ歳時記
No.106. ミヤマアカネ観察の外道. 2009.9.13.

ミヤマアカネの観察の時に出会った,別のトンボたちを記録しておきます.まずはマユタテアカネ.これはミヤマアカネに負けないくらいの個体数がいました.交尾や産卵も観察できました.池のトンボですが,こういった流れにも平気で産卵し,生息しています.

ファイル 105-1.jpg
▲マユタテアカネの産卵や交尾.ミヤマアカネと同じようなところで産卵する.

それ以外のアカトンボとしては,コノシメトンボとナツアカネを観察しました.コノシメトンボは止まることなく,撮影できませんでした.ナツアカネは休息しているのでしょう.

ファイル 105-2.jpg
▲ナツアカネのオス.もうそろそろ産卵の季節がやってくるはず.

川にはまだハグロトンボが多数飛び交い,オスどうしが追いかけ合いをしたり,交尾,産卵なども観察できました.

ファイル 105-3.jpg
▲ハグロトンボの交尾・産卵,オスどうしの追いかけ合い.

ハグロトンボと一緒に,クロイトトンボも産卵をしていました,珍しく,オスは肢で止まらずに「腹筋?」で自分の上半身を支えています.

ファイル 105-4.jpg
▲クロイトトンボの産卵.2ペアが産卵していた.

あとは,アオモンイトトンボが2ペアほど交尾をしており,オニヤンマが行ったり来たりして,産卵しているアカトンボたちに接近して脅かしたりと,我が物顔で飛んでいました.

ファイル 105-5.jpg
▲アオモンイトトンボの交尾.メスは同色型.

トンボ観察では,目的のトンボも大切ですが,こういった外道も観察を楽しませてくれます.