トンボ歳時記
No.051. 兵庫県北部のコサナエ調査. 2009.5.5/1.

今日は天気予報では曇でしたが,朝から日が射していて,雲も切れていたので,思い切って兵庫県北部へ,コサナエとヒラサナエの調査に出かけました.

現場に着いたとたん,ひらひらと,処女飛行するサナエトンボが目につきました.車から止まるところが見えたので,早速降りて確かめてみるとコサナエでした.さい先がよいときは着くなりこのような状態になります.

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▲着くなり見つけたコサナエのオス.処女飛行して着地したところ.

池の縁を歩くと,次々にコサナエが飛び立つので,注意深く羽化している個体を探しました.するとかたまって2頭が羽化していましたが,1頭はもう翅が開いて飛び立つ間際の状態のもので,もう1頭は羽化途中の個体でした.全体としては,すでに羽化はほとんど終わっていたようでした.

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▲羽化中のメスと,もう1頭が飛び立ったあとの羽化殻.

羽化した個体は,すべて,池の写真右側に見えるヒノキ林のほうに飛んでいきますので,羽化している個体を探すのをあきらめ,周辺に飛散した個体を探すことにしました.

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▲シオヤトンボ(左)やニホンカワトンボ(右).

周辺では,コサナエも1頭見つけましたが,他にたくさんのシオヤトンボとアサヒナカワトンボ,そして少数ですがニホンカワトンボ(なぜこんな標高の高い山にいるの?)も見られました.

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▲オニヤンマ幼虫(左)とミルンヤンマ亜終齢幼虫(右).

ヒラサナエがいそうな流れがありましたので幼虫をすくってみましたが,オニヤンマとミルンヤンマが入っただけでした.もっとも,オニヤンマは個体数もそこそこ多かったし,ミルンヤンマは4頭採れました.

やや来た時刻が遅かったようでした.天気予報など気にせず来ておれば,もう少し早く家を出て,羽化にぴったり間に合っていたのにと後悔しました.また着くまでは青空が広がっていたのに,着いたとたん空が雲におおわれ,写真は少しコントラストのないものになってしまいました.歳のせいか,行く決断が昔より鈍ってしまった自分を感じずにおれません.