トンボのさんらん
さんらんかんをもつトンボのさんらん
 トンボのさんらんは、さんらんかんをもつトンボと、さんらんべんをもつトンボで、ほうほうがちがいます。

 さんらんかんをもつトンボは、きんしるいと、ふきんしるいのなかの、ヤンマのなかまです。さんらんかんをもつトンボは、しょくぶつのくきや、かれくさや、つちに、ちょくせつたまごをうみつけます。

 したのビデオは、きんしるいのアオハダトンボが、みずくさのくきに、からだをはんぶんみずにつけながら、さんらんしているところです。

アオハダトンボのさんらん

 また、このしたのビデオは、きんしるいのシコクトゲオトンボが、みずのないばしょの、かれはに、さんらんしているところです。

シコクトゲオトンボのさんらん

 ヤブヤンマは、ヤンマのなかまです。これは、みずのない、つちのなかにさんらんします。ほんとうにふしぎですね。

ヤブヤンマのさんらん


トンボのさんらん
さんらんべんをもつトンボのさんらん
 さんらんべんをもつトンボは、いろいろなさんらんをします。トンボのしゅるいによって、それぞれちがっています。さいしょは、みずにちょくせつ、たまごをうむほうほうをしょうかいしましょう。したのトンボは、コノシメトンボで、オス・メスがつながって、すいめんにちょくせつ、たまごをうんでいます。

コノシメトンボのれんけつだすいさんらん

 つぎのオオシオカラトンボは、やはりすいめんに、ちょくせつたまごをうんでいますが、よくみてください。みずを、まえのほうに、とばしています。じつは、たまごとみずをいっしょにして、まえのほうにとばし、しょくぶつやつちに、たまごをはりつけているのです。うえをとんでいるのはオスで、メスのさんらんを、みまもっています。

オオシオカラトンボのひすいさんらん

 つぎは、くうちゅうから、たまごをばらまくさんらんです。したのビデオは、マダラナニワトンボです。おちばやつちのたまった、じめんのうえで、からだをうえしたにうごかしながら、たまごをばらまいています。

マダラナニワトンボのれんけつだくうさんらん

 こんどのトンボは、コフキトンボといって、しょくぶつのひょうめんに、たまごをはりつけるさんらんです。きようにとびながら、ジャンプしています。

コフキトンボのせっちゃくさんらん

 つぎは、おなじように、はりつけるさんらんですが、きしべの、つちにはりつけています。しかも、よくはりつくように、たまごをみずにぬらしてから、はりつけています。オス・メスがいきをあわせて、いち、に、さん、と、たまごをつちのうえにはりつけます。

キトンボのさんらん

 さいごに、オニヤンマの、ちからづよいさんらんを、みてください。からだをまっすぐにたてて、まっすぐしたにおりて、みずのそこの、どろのなかに、たまごをうみつけています。

オニヤンマのさんらん

 このように、トンボは、しゅるいによって、たまごのうみかたがちがいます。てもこれは、うまれてくるこどもがきちんとそだつために、ばしょをえらび、そこへたまごをおくようにするためなのです。