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トンボ歳時記をリニューアルしました

みなさん,あけましておめでとうございます.

本年始よりトンボ歳時記のページをリニューアル・オープンしました.長い間使ってきた Web Diary Professional でしたが,写真サイズが小さいのと,1ページに5枚という制限があるため,写真中心のお知らせにはちょっと使いづらい部分がありました.新しいサイトは,以下になります.

http://www.odonata.jp/topics2/

写真が大きくなると,ページが大味な感じになってしまうのですけれども,それに負けないくらい文章も練って,今後とも兵庫県下のトンボたちの四季をお伝えしていくことができればと考えています.

新サイトからこちらへのリンクもはっていますので,いつでも古い情報にアクセスできるようにしています.

それでは今後ともよろしくお願い申し上げます.

キトンボの生き残り調査 2011.12.31., a.m.

いよいよ大晦日です.今日も朝から上々の天気です.今日は定点へキトンボの生き残りを確認に出かけました.一昨日は姿が見えなかったので,果たして消えてしまったのかどうか,今日は詳しく調査しました.

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▲定点の池.非常によい天気である.

着いたのは10:30ころでした.農道や池の畔を探しましたが,キトンボの姿はありません.行ったり来たりして,10:50を過ぎたころ,池の畔に2頭のオスが舞い降りてきました.水面に出て追いかけ合いをしています.また水際をホバリングを交えて,メスを探すような飛び方もしています.

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▲今日の1頭目オス.池の畔に止まってメスを待っているようだ.

このオスは翅がかなり古くなり,破れ,だんだんと老熟が進んでいるように感じました.もう一頭を探しに行くと,こちらも水辺に止まっていました.

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▲今日の2頭目オス.こちらはまだ老熟を感じさせない.

太陽が雲の陰に入り,日が届かなくなりました.このオスはすぐに飛び立ち,樹林の縁の日だまりに移動しました.以上2頭だけでした.いちおう個体識別をしてみました.

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▲左:今日の1頭目,右:今日の2頭目.

1頭目は翅がかなり破れ,ちょっと判別しにくいものでしたが,No.1個体と見て矛盾はありません.2頭目は,途中の翅脈が切れている(白矢印)ので,おそらくNo.5個体です.この2頭が,まだ頑張っているということです.

いよいよ明日は元旦.定点サイトで初の年越しが見られる可能性が非常に高くなりました.今日はサイトBには出かけませんでした.きっと元気な活動をしていたものと思われます.サイトBは,一昨年1月2日という年越しを記録した場所ですので,年を越してから,観察に行こうと考えています.

この時期に!? キトンボだらけ(1) 2011.12.29., a.m.

今日は午前中は晴れて気温が高くなり,暖かい一日になるとの予報でした.ということで今日もキトンボの生き残り調査に出かけました.少し家を早く出て,定点の池に10時前に着くようにしました.日当たりは良好でしたがまだ気温が低く,吐く息が白くなります.10:30ころまで待ちました.しかし,キトンボの姿はありません.そこで,今日は別のサイトBへ,キトンボを探しに出かけることにしました.

サイトBには11:10ころに着きました.天気は上々で風もありません.ただ池の表面には広い範囲に氷がはっていて,夜間に水温がかなり低くなっていたことをうかがわせます.目を凝らしながら池の横の道を歩くと,早速キトンボが飛び立ちました.結構素早く,近づけてもらえません.追いかけ回して,やっと接近した写真が撮れました.来てすぐにいることが分かると,気持ちは軽くなります.

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▲上:サイトBの池の写真.中:最初に出迎えてくれたオス.
 下:池をのぞくと,そこにタンデムのキトンボがいた!

このオスの個体は,すぐに飛び立ち,池の方に降りていきました.まだなわばりでもやってるのかと思い池をのぞき込んでみると,そこには,タンデムのキトンボが止まっていました.そしてしばらく観察を続けていると,産卵を始めたのです.この時期に産卵をしているのです.こうなってはもう,池岸に降りるしかありません.藪をかき分けて池の岸に降りました.すると,キトンボがあちこちに止まっています.季節が1ヶ月戻ったような光景でした.

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▲あちこちに止まっているキトンボのオスたち.

キトンボは,白っぽい石の上に止まるものがほとんどで,暖かいとはいえ,トンボたちにとっては絶えず体を温めておく必要があるのでしょう.この池の岸は南向きで背後には木が生えていて,風も当たらず,陽の光を存分に受け止められる環境になっています.

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▲キトンボたちが飛び回っている池岸.
 青矢印のところにキトンボが止まっている.

多くのキトンボは,陽の光をもっとも多く受け取れるように,垂直な石の面に止まるものが多くいました.彼らはそういう感覚を持っていることの証ですね.

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▲垂直な面に止まるキトンボたち.

オスたちを観察していたとき,目の前にタンデムのペアが止まりました.さっきのペアと同じかどうかは分かりません.このペアも,陽の光を十分受けるように止まり,体温を上げているように見えました.まだ若さの感じられる個体です.これは産卵するに違いないということで,このペアに張りつくことにしました.

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▲目の前に止まったタンデムのペア.

(2)へ続く...

この時期に!? キトンボだらけ(2) 2011.12.29., a.m.-p.m.

しばらくすると,このペアは飛び立ち,産卵を始めました.12月29日に,元気な産卵を見られるとは夢にも思いませんでした.ただ,彼らの動きはどことなくぎこちなく,上下動も少ないスケールの小さな産卵という感じでした.

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▲産卵を始めたカップル.

陽が当たっている浅い岸辺とはいえ,水は,氷が張っているほどの温度です.産卵を始めてほどなく,ペアはまた暖かい岸の石の上に止まり,体を温め始めました.11:43に産卵を始めてから,止まったのが11:45ですので,2分間ほどの産卵でした.

▼産卵を一時休止して,再び暖を取るカップル.
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▲再び産卵を始めたカップル.

11:49,約4分間の休息の後,ペアは再び産卵に取りかかりました.この産卵は1分ほどで終わり,メスが暴れ回ってタンデムを解きました.そしてそのまま背後の木立の方へ飛び去っていこうとしましたが,別のオスにつかまってタンデムとなって連れ去られました.産卵を撮影することができてホッとした気分になったので,オスの数を数えようと,岸を歩いて,片端からオスを撮影していきました,10頭ほど数えたところで,また別のタンデムのペアを見つけました.

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▲2組目のタンデムのペア.メスの腹部背面が赤い.

このペアのメスは,腹部の背面が赤い色になっています.普通キトンボのメスは.腹部背面が赤くならない個体がほとんどのように思いますが,こういう個体もあるのですね.この産卵ペアも先ほどのペアと同じように,産卵しては体を温めるために静止し,といった行動を繰り返しています.さらに,オスがへたれなのでしょうか,産卵の途中で岸辺に止まってしまい,メスは羽ばたいて宙に浮かんでいるといったシーンが,一度ならずありました.

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▲産卵を始めた2組目のペア.産卵中時々休む.
 一番下:オスが止まってしまいメスだけが羽ばたいている.

では,時間を追って,産卵の様子を記録しておきます.

 11:53'54 タンデムのカップルの発見.
 11:57'24 連結打泥産卵の開始.
 11:58'36 産卵を中断して岸辺に止まり暖を取る.
 12:02'00 再び産卵を開始する.
 12:02'32 水際近くの地面に止まり産卵を中断.
 12:02'36 産卵を再開する.
 12:04'14 産卵を中断して岸辺に止まり暖を取る.
 12:06'56 三度目の産卵を開始する.
 12:07'18 水際近くの地面に止まり産卵を中断.
 12:07'22 産卵を再開する.
 12:07'30 水際近くの地面に止まり産卵を中断.
 12:07'36 産卵を再開する.
 12:08'30 産卵を中断して岸辺に止まり暖を取る.
 12:11'04 産卵を再開する.
 12:11'26 タンデムを解いて警護産卵に移行する.
 12:12'12 単独メスは岸辺に止まり暖を取る.
 12:17'24 単独メスが産卵を行う(一時見失う).
 12:18'46 単独メスが岸辺に止まり暖を取る.
 12:22'20 単独メスの産卵の再開.
 12:27'54 単独メスは産卵をやめて木立へ移動.

だいたい2分ほど産卵したら4分ほど暖を取るといったインターバルで産卵をしています.気温を測定できていないので,データとしてはあまりいいものではありませんが,冬の時期の産卵行動が,秋の産卵行動とだいぶん違うことは確かだと言えそうです.

▼タンデムを解いて,警護産卵へ移行.
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▲いったん休息した後,メスの単独産卵へ移行.

ということで,今日は,季節はずれのキトンボだらけを体験しました.ここの個体群は,たぶん年を越すことになるでしょうね.次はお正月に来てみようと思っています.

晩秋のトンボ生き残り調査 /2011.12.28., a.m.

今年もいよいよ大詰めになってきました.今日は移動性高気圧におおわれるということで,安定した暖かい一日になりそうな予報でした.朝から,薄雲はあるものの,風もなく穏やかでした.そこで,今日は,体力づくりも兼ねて,自転車で,定点池までキトンボの生き残りを探しに行くことにしました.

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▲暖かく風もない日射しの中で,モンキチョウが迎えてくれた.

さて,現地に着いたのが11時過ぎ.池面は波一つなく穏やかです.農道の縁を探すより,きっと今日は池に出ていると思い,池をのぞいてみました.さっそく,キトンボを見つけました.定点池での生き残り記録あっさり更新です.

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▲池の縁に止まり,飛んでは止まりして,なわばり活動をするオス.

斜面を降りていくと,今日は敏感に反応して飛び立ち,ホバリングをしてから静止します.暖かいと元気です.また一歩近づいて飛び立ったとき,すぐ隣にいたのでしょう,もう一頭のキトンボが飛び立ち,このオスがそれを見つけてスクランブル.池の上で追尾をしました.いやはやまだまだ活発ななわばり活動を展開しています.そこで,追尾されたもう一頭のオスを探すことにしました.ところが,急に日が陰り暗くなりました.

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▲上:太陽のあるところにだけ雲がかかっている.
 下:定点池と愛車.25日と違って,波一つなく,鏡のような水面である.

なんと,空はほとんどが青いのに,太陽のあるところにだけ雲がかかっているではありませんか.憎たらしい感じです.少し待ってみましたが,風がないのが災いして,雲もほとんど動きません.さらに,雲は発達してその面積を大きくしていきます.30分以上待ちましたが,天候は曇の方に傾いていくばかりで,今日は諦めることにしました.いちおう農道の縁を調べ,カメラを片付けようとしたとき,もう1頭のオスを見つけました.これが先程の追尾された個体と同じかどうかは分かりません.

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▲今日2頭目のオス.腹部も細く,色も鮮やかで,まだ若い感じの個体である.

こちらの個体はまだ非常に若い感じのする個体で,翅の破れは全くありません.12月23日に見たオスの個体はすべて翅が破れていましたので,これはそれらの個体とは別個体です.いちおう左前翅の拡大写真を撮って,個体識別をしておきました.

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▲左:今日の最初の個体.これは23日のNo.1個体で25日も見られた.
 右:今日の2頭目.翅の破れはなく今までのとは別個体.No.5とする.

暖かいと本当に11月のような動きをするキトンボでした.これから正月までは穏やかな天気が続きそうで,個体も複数いて,この調子だと,越年の可能性が十分ありそうです.年越しまであと4日です.

晩秋のトンボ生き残り調査 /2011.12.25., a.m.

今日も引き続き,キトンボの生き残り調査に出かけました.今日はこの一連の寒波の底だそうで,天気予報での最高気温は7℃.風も強く,木の葉が道路を舞っていました.

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▲定点の池.水面がさざ波立っている.天気は上々.

着いたのが11:00過ぎ.しばらく農道を歩き探しました.風が強く顔に当たると冷たく感じます.風が止むと,日射しは少し暑さを感じさせます.道ばたにはキトンボの姿はありません.諦めて帰ろうとしたとき,車のすぐ後に日だまりにオスが1頭止まっているのを見つけました.

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▲風の当たらない奥まった日だまりに止まっているオス.

しばらく観察していると,時々飛び上がって,摂食のような動作をしています.エサを確認できなかったですけれども... しばらくすると肢を伸ばして体を石から浮き上がらせ,さっと飛び立ち,池面に出ていきました.その後は見失ってしまいました.まだ繁殖活動の意欲があるのでしょうかね.

ところで,一昨日3頭いたオスのキトンボのうち,昨日,今日それぞれの個体が同一かどうか調べてみることにしました.

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▲キトンボの個体識別.左前翅の破れ方の比較.
 左上:12/23,No.3の個体.左下:12/24の個体.
 右上:12/23,No.1の個体.右下:今日の個体.

翅の破れ方を比較すると,昨日(12/24)の個体は一昨日のNo.3,今日(12/25)の個体は一昨日のNo.1の個体と同一であることが分かりました.No.1の個体を見ると,少しですが,破れが進んでいるように見えます.少しずつ翅が傷んで,やがて飛ぶことができなくなっていくのでしょうね.もっとも,その前に鳥に食べられるか,寒さで死亡する可能性の方が高いですが...

今日は,風が強く,気温も低い状態でしたが,それでも,太陽光が射していればキトンボは出てきていることが分かりました.輻射熱で体を温め活動するといった感じなのでしょうね.本日も,定点での生き残りの記録更新です.

晩秋のトンボ生き残り調査 /2011.12.24., a.m.

昨日に引き続き,今日も同じ場所へ,キトンボの様子を見に行きました.冬の到来は,日一日と,トンボを衰弱させていくと考えられるので,今年は密度高く観察していこうと思っています.

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▲観察場所の日だまり.

今日は少し早く10:00過ぎに現地に入り,農道を2回往復しましたが,トンボの姿はありませんでした.しばらく休憩し,10:50ころ再び観察に入りましたところ,キトンボが1頭出てきていました.

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▲キトンボ.今日はこの1頭だけ.

翅の破れ方から,昨日,水辺でなわばりをはっていた個体と分かりました.これ以外には姿が見えませんでした.ちょっと広角で撮影するなどして遊んでみました.どんな感じのところに止まっているかが分かるでしょう.

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▲上:農道の林縁の日だまりに止まる.下:背景に定点の池が見える.

今日は日射しは昨日と変わりありませんでしたが,少し気温が低いように感じました.この池では,12月24日というのは,今までで最も遅い記録です.

晩秋のトンボ生き残り調査 /2011.12.23., a.m.

例によって,今日も気温は非常に低かったのですが,晴れていて風もなく,天気は穏やかでした.日当たりのよいところは暖かいので,今日も生き残りを捜しにいきました.

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▲観察地の状況.この林の縁にペタペタと止まる.

着いたのは10:30くらいでした.少し歩くと,早速キトンボが飛び立ちました.結構敏感で近づきにくかったですが,数回の試行の後,接近することができました.まだまだきれいなオスで,止まる前にはかなりの間ホバリングするほど,動きも活発でした.

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▲最初に見つけたキトンボのオス.すべて同じ個体.個体No.1.

農道の奥の方には別の個体はいなくて引き返してきました.池の岸斜面を降りると,なんとメスが止まっていました.近づくと飛び立ち,水面で打水を1回,産卵したようでしたが,1回では判別難しいですね.

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▲池岸の斜面にいたメス.個体No.2

打水行動が終わると,また岸に止まりました.近づいて写真を撮った後,もう一度打水行動がないか,待つことにしましたところ,すぐに飛び立ちました.が,そばにいたオスが気づき,連結を挑もうとしました.しかしメスはそれを拒否し,逃げていってしまいました.

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▲メスを追いかけた,池岸にいたオス.なわばり活動をしていたといえよう.個体No.3

逃げたメスを探してみましたが,どこかへ行ってしまったようでした.農道に戻ると,オスどうしが追いかけ合いなどをしていました.最初に見つけたオスと別の個体がいるようです.

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▲これも別の個体.左後翅が破れていて違うことが分かる.個体No.4

今日もまだまだ元気なキトンボたちという感じでした.少なくとも3♂1♀の4頭はいたことになります.今年は寒い日が続いていますが,いわゆる荒れた天気の日は少ないです.キトンボは気温の低さには結構耐性があるようで,年越しまで後1週間あまり,今年はそれを見ることができるかもしれません...

晩秋のトンボ生き残り調査 /2011.12.17., a.m.

ここのところ寒い日が続きました.今日も低温で,道路の温度表示はなんと5℃.しかし,日射しは暖かく,風もほとんどない快晴でした.今日も定点に,トンボの生き残りを調べに行ってきました.

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▲定点の池.すっかり冬枯れになり,水もいっぱいたまっている.

池では,キトンボのオスが1頭,水面を飛んでは岸辺に止まるといった動作を繰り返していました.そっと近づき,いちおう水面とトンボを入れて撮ってみました.驚かせると,池を離れて林の縁の日だまりに逃げます.

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▲池面を飛んでいたキトンボのオス.

このキトンボ以外には,池で活動しているトンボはいないようなので,農道を歩いてみることにしました.

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▲落葉が進んでいる農道.奥の池は定点の池.

農道には,キトンボが少なくとも4頭いました.出会った数はもう少し多いのですが,同じ個体を数えている気がしました.寒い日は結構敏感で,一度飛び立つとすぐに止まりませんし,飛び方も敏捷です.オスどうしが出会うと追尾をするなど,まだ衰えを感じさせないキトンボたちでした.

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▲農道の縁に止まるキトンボたち.

1頭だけですが,アキアカネもいました.前にも書きましたが,本当にアキアカネは晩秋のトンボになった感じがします.晩秋になると,ぽつぽつすがたを見ますし,結構遅くまで飛んでいます.

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▲アキアカネのオス.

前回来たときにたくさんいたマユタテアカネは,今日はすがたを見られませんでした.もう消えたのかもしれません.まあ,キトンボたちはまだまだ元気でした.道路標示の気温5℃でありながら,池の上をホバリングしたりしているのですからねぇ.来週もまだ残っているような気がします.

まだまだ元気なトンボたち /2011.12.4., a.m.

12月にはいると,だいたい毎年,トンボの生き残り調査という段階にはいるのですけれども,今日はまだぽかぽか陽気で,トンボたちがいそうな感じの午前でした.今日はガレージのシャッターを塗装しているため車が出せないので,自転車で定点池に行ってきました.

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▲定点池(2段目)とその周辺の景色.ツツジが狂い咲き?していた.

着く早々,11:20ころ,アキアカネが水田の水たまりで産卵をしていました.動きは弱々しく,いかにも高齢産卵という感じで,よたよたしながら打水していました.動きが少ないので写真は撮りやすいのですけれどもね.それでも近づくと警戒して一時産卵をやめそうになりました.

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▲アキアカネの産卵.アキアカネはこの辺では晩秋のトンボになった気がする.

アキアカネの産卵を見て,2枚横の水田では,マユタテアカネが産卵していました.近づきましたが,もう産卵の最後の方だったのでしょう,近づく間もなく,産卵をやめてしまいました.マユタテアカネはまだ数が多く10頭以上見ることができました.おそらく静止したところを襲われたのでしょう,カマキリの横に翅と腹部だけの残骸が落ちていました.

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▲マユタテアカネの産卵,静止,カマキリに食べられた残骸(下).

前回来たときには,池は,水が落ちていて,キトンボが産卵をしていたのですが,今日はもうかなり水がたまっていました.この池は,11月ころにいっぱい水を落として,その後はたまるがままにするような管理をしているようです.

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▲その他のトンボたち.キトンボ(上),コノシメトンボ(中),リスアカネ(下).

マユタテアカネとアキアカネ以外には,キトンボ,リスアカネ,コノシメトンボ,ナツアカネのすがたを見ることができました.

今日は2種の産卵を見たわけですが,12月に入ってからの産卵を写真で記録したのは今日が初めてでした.

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