No. 1052. アカトンボを見に行ったが.2025.10.30.

三日間快晴が続きました.明日から雨が降るそうですので,今日はアカトンボのようすを見に行くことにしました.いつもの公園に出かけました.産卵でもしてくれるといいのですが,10:00ごろの気温は17度で,ちょっと肌寒い感じです.これでは動き出すのは正午ごろになるでしょうね.案の定,日向に止まっているトンボばかりでした.


▲マユタテアカネのオス,数は一番多かった.▲


▲ナツアカネのオス.この場所はナツアカネには適さないように思える.▲


▲アキアカネのメス.今年はアキアカネが早い時期から出てきている.▲


▲キトンボのオス.キトンボはこれからのトンボだ.▲


▲コノシメトンボのメス.今年はこの場所のコノシメトンボは少ない.▲

11時近くになりましたが,まだトンボたちは繁殖活動に入りません.池岸に集まっていないのです.そこで,場所を変えて市内へオオキトンボを見に行くことにしました.オオキトンボは5,6頭いたようです.ただここのオオキトンボも,小径を止まったり飛んだりしているだけで,繁殖活動の気配がありません.


▲オオキトンボのオスとメス.オスは茶色になり始めている.▲

12時近くになると,オスがメスを見つけてタンデムになって飛び去る姿を2回見ました.また,池から20mほど離れたひこばえの生えた水田で,交尾しながら下りてきたペアを見ました.この池,オオキトンボしかいないんですね.いつも書いていますが,オオキトンボが最優占種で,普通種です.

この池は満水で,池岸に下りることができないので,産卵を近くで見ることが出来ないこともあり,ここまでとしました.

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No. 1051. 住宅街にコノシメトンボ.2025.10.29.

習慣として,自宅周辺を散歩するようにしています.この数年,ほとんどトンボを見かけないのですが,今日はコノシメトンボのメスに出合いました.住宅街のまっただ中のちょっとした草地です.まあ自宅裏にもリスアカネがやってくるぐらいですから,トンボって結構移動しているのですね.


▲住宅街で見たコノシメトンボのメス.▲

もっとトンボが身近にたくさんいたらいいのにと思います.20年ぐらい前は,ナツアカネやアキアカネぐらいはどこかの家の庭の枝先に止まっていたものでしたが.本当にトンボが身近でなくなりつつあります.

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No. 1050. お散歩と休息するアカトンボ.2025.10.24.

今日も快晴の朝を迎えました.今日は軽い気持ちで公園のお散歩に出かけました.繁殖活動は見られないと思いますが,池を離れて休息しているトンボたちには出会えるでしょう.今日は止まっているトンボたちばかりが登場します.カタログ写真ですね.


▲アキアカネのオスとメス.▲

まずアキアカネが下りてきていました.今年はアキアカネの出現が少し早い気がします.


▲ナツアカネのオスとメス.今日はナツアカネの数が非常に多かった.▲

日向に,いわゆるアカトンボが飛び回っていましたが,これらのほとんどはナツアカネでした.アキアカネはそれらに混じって少数いたがけでした.


▲リスアカネのオスとメス.リスアカネは少し老熟が進んでいた.▲

リスアカネは夏から繁殖活動を行っているので,かなり老熟しているのは無理からぬことでしょう.


▲マユタテアカネのオス.▲


▲ヒメアカネのオス.▲


▲キトンボのオス.▲

今年はまだネキトンボに出会えていません.次はネキトンボを見に行くべきですね.今日はここまでです.

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No. 1049. 飛来種を見に行った.2025.10.23.

今日は以前から気になっていたスナアカネを探しに行くことにし,市内の公園へ出かけてきました.トンボの数が少なく,ギンヤンマやウスバキトンボが少数飛んでいました.アカトンボのなかまは目につかず,しばらく歩いてやっと池に止まっているアカトンボを見つけました.写真を撮ったときはネキトンボかと思ったのですが,スナアカネでした.


▲スナアカネ.角度的にこれしか撮れなかったが,翅の付け根の白斑からスナアカネである.▲

スナアカネはこれ1頭だけでした.その他は,池から離れた木のてっぺんに止まっていました.タイリクアカネとアキアカネの2種がいました.


▲タイリクアカネのオス.▲


▲アキアカネのオス.▲

観察に入ったのが,12:30ごろだったので,もう産卵活動は止めて休息モードに入っていたのかもしれません.それにしてもトンボが例年に比べて少なく感じるのですが,まだまだ暑いせいでしょうか.

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No. 1048. アカトンボを見に行った.2025.10.17.

今日は高気圧におおわれて晴れの予報.アカトンボも今が盛りのはずなので,ちょっとだけ気合いを入れて見に行きました.三つの池を回りました.一つ目の池は,今年は水を落としており,アカトンボが集まっていました.まずはオオキトンボ.


▲オオキトンボの交尾.この後産卵に行くのでしょう.▲

今日は水落とし「されすぎていて」,水際の湿地状のところが沖の方に後退しており,泥に足を取られて近づけませんでした.オオキトンボの産卵を遠くからながめるばかりです.10ペア以上が産卵にやって来ていました.


▲オオキトンボはたくさん産卵しているが,手前の泥はズブズブ状態で近づけず.▲

今日はオオキトンボより多かったのがコノシメトンボ.池の外にまでオスがあふれているという感じがするくらい多かったです.


▲池の外の道を飛ぶコノシメトンボのオス.▲


▲コノシメトンボはこのように浅いところが大好きである.▲


▲コノシメトンボの産卵ペアは,全部で20ペアぐらいはいたように思う.▲


▲コノシメトンボに混じってアキアカネ(左)もやって来ていた.▲

アキアカネが下りてきており,繁殖活動を始めていました.例によって数は少なく,「珍種」状態です.池のまわりを歩くと,交尾態のペアが1組いました.


▲アキアカネの交尾.▲

さて,オオキトンボと言えばタイリクアカネがつきもの.ただ,まだ少し早いようで,オスが5,6頭,産卵ペアが2,3組というところでした.


▲タイリクアカネ.岸辺に止まり,ときどきホバリングしてまわりを探索する.▲


▲産卵に来ているペアはまだ少し少なかった.▲

あと,池周辺には,マユタテアカネとリスアカネがいました.リスアカネは写真には撮れませんでした.


▲マユタテアカネのメス.ノシメ斑がないタイプ.▲

この池には昔マイコアカネがいたのですが,今日は姿を見せませんでした.そこで次はマイコアカネを見に行くことにしました.まず一つ目の池です.


▲マイコアカネのオス.▲

池の周囲を歩くと,10頭たらずのオスがいました.今年も生き残っていてくれて嬉しいです.しかし産卵をしていませんでしたので,別の池に行くことにしました.12時ごろに着きましたが,そこでは産卵をやっていました.今年は異常発生しているみたいで,少なくとも50ペア以上が一斉に産卵をしていました.ものすごい景色でした.


▲いくら数が多くても,写真にはこの程度しか写せない.▲


▲マイコアカネの連結打泥産卵.▲

池岸の方に木陰がありましたので,ナニワトンボがいないかと探しましたら,4頭のオスがいました.リスアカネも2頭.オオキトンボ,アキアカネ,ナツアカネも姿を見ました.


▲ナニワトンボも顔を出していた.この季節,もう日向に止まっている.▲

あと,アオイトトンボがまだ頑張っていて,グループ産卵をやっていました.産卵しているところへどういうわけか次々と集まってくるのですね.


▲アオイトトンボのグループ産卵.水のないところの抽水植物に産卵している.▲

写真に7種,目撃が2種(リスアカネとナツアカネ)で,9種のアカトンボを見ることができました.今日はキトンボ,ネキトンボ,ミヤマアカネ,ヒメアカネ,ノシメトンボに出会っていません.この中で,今日の環境(平地の池)にいいるとしたらノシメトンボです.本当にノシメトンボの姿を見ませんね.絶滅危惧Ⅰ類のオオキトンボより希少種です(笑).キトンボはこれから,ネキトンボとヒメアカネを見に行かねばなりませんね.今日はここまでです.

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