神戸のトンボたち
K062. スナアカネ Sympetrum fonscolombii
神戸産写真記録なし.
日差しを浴びて静止するスナアカネのオス.2018.10.17., 神戸市中央区.
 スナアカネは大陸からの飛来種であると考えられていますが,これが2004年11月10日に神戸市長田区で小田氏によって発見されました(小田,2008).記録は写真によるものですが,間違いなくスナアカネといえます.この池は以前から,神戸市のトンボ相調査の先駆者である松本健嗣氏によってよく調べられていた池ですが,小田氏によると34種の記録があるとされています.神戸市で記録された種はこれで92種となりました.今後の発見もおそらくこういった偶産種が中心となると思います.
 スナアカネは,最近多く発見されるようになりました.特に2017年は大量に飛来し,神戸市内でもかなりたくさんの個体が観察されたようです.
小田 順彦,2008.神戸市内初記録のスナアカネを撮影.Sympetrum Hyogo 10: 13-14.