■トップ写真の解説
アオヤンマの産卵は,腹部を折りたたむほどに曲げて行われることが多い.ヨシの茎などは非常に固いため,それに穴を開けるのに大きな力がいるからであろう.オオアオイトトンボも固い樹皮に穴を開けるために同様に腹部を折りたたむように曲げる.
交尾.2012.8.1., 兵庫県加東市.
■生態

5月頃からその姿が見られ,7月いっぱいくらいで姿を消す.午前中は生息地のヨシ群落を上空を飛んで摂食飛翔する.それが終わると,ヨシの間に潜り込んでメスを探す.メスを見つけると捕まえて交尾し,メスは単独で産卵し,ヨシの茎の中空部に卵を埋め込む.夕方になると再び上空を飛んで摂食し,林の方に帰って行く.幼虫期間はおそらく1年である.
なわばり活動中に静止したオス.2012.7.25., 兵庫県加東市.
■幼虫

アオヤンマの幼虫はヨシの根際の泥の中にもぐっている.ネアカヨシヤンマの幼虫に似ているが,背棘がないことや腹部背面の淡色条が明瞭で長く伸びていることで区別できる.池にもいるが,湿地状になったヨシ原にもいる.というか,むしろ湿地状の浅いヨシ原を好むような気もする.
スタジオ写真.2012.5.19., 兵庫県加東市.

